2017年を迎えツアーが始まりました。
そして長期休養していたフェデラーが戻ってきました。
前哨戦のHopman Cupに出場し、ズベレフに6-7、 7-6、 6-7 と激アツでしたが惜敗し、ガスケに6-1 、6-4と完勝しました。
相変わらずの華麗なプレーで惚れ惚れしてしまいます。
フェデラーのテニスの大きな特徴に『力み感』のないリラックスした脱力系スイングが挙げられます。
脱力スイングを追い求め、今まで色々試行錯誤してきましたので、「実践してきたこと」、「効果」、「注意点」について共有してみたいと思います。
フェデラー動画
Hopman Cup VS ズベレフ
練習 スローモーション
2018/1/15 練習動画更新
肩から先(要は腕)で余計な操作をしておらず、体幹の回転をトルクにし腕とラケットを通して見事にボールへ伝えているのがわかります。本当に腕が鞭のようです。
脱力系スイングを身につける為に実践してきたこと
まずは、基本中の基本『グリップを包むように握る』から実践を開始しました。当然これだけでは脱力系スイングなどできるわけもなく、具体的には以下の通り練習をしました。
- 壁打ちで感触を確認
- インターネットで有識者の情報収集
- 動きのある対人練習(試合練習含む)で感触の確認
独学でしたので、この感覚で正しいのか、もっと良い方法があるのかちょっと分からない状態でした。
運が良いことに地元で『脱力テニス塾』というレッスンがあり、参加してみたところ、自分のできていなかった部分をズバリ指摘いただいたことで、感覚がかなり良くなりました。
それは、『体の軸を地面と垂直にする』です。
文字にすると当然でびっくりしない内容ですが、体の感覚的には大きな発見でした。
自分では地面と垂直になって打っているつもりでも、軸が傾いている(頭が前へ倒れている)ことが動画でわかり、真っ直ぐにする為にアドバイスをいただきながら試していたところ、自分の感覚では『後ろに反り返る』くらいにすることで、「OK、それくらい!!」と合格をもらうことができました。
こうすることで、コートが広く見えゆとりを持って打てるようになったのを覚えています。
独学では気づけなかったと思うので、『有識者に習う』のも大事なことだと思います。
フェデラーのスロー動画を見ても、頭の位置は軸足の真上にありほぼブレていません。この安定した軸があるから、脱力して安定したショットが打てるのですね。
脱力による効果(実体験)
脱力を意識してからは以下のような効果を感じています。
- ボールがラケットにくっつくような感触が得られるようになった
- スピン量が増し、跳ねる(伸びる)ボールになった
- 球際の処理が強くなった
試合中や練習中に、なんか感触が悪いなーと感じた時『脱力』や『軸』をまず確認することで立て直しが早くなった(時もある・・・)という効果も感じています。
つい最近気がついた脱力スイングをするためのフットワーク
チャンスボールが来ると慌ててボールへ近づきすぎて、ボールとのタイミングが合わずミスをするという悲しい失点が多かったのですが、ゆっくりとボールに近づき、ボールとタイミングを合わせることで、練習してきた脱力スイングを生かすことができます。
詳細は↓の記事をご参照下さい。
脱力スイング注意点
これまで私が取り組んできてつまづいたポイントを挙げてみます。
脱力は末端(腕)のみ、体幹はブレないよう維持する力が必要
スイングがよくデンデン太鼓に例えられていますよね。
腕はひも同様ブラブラさせておいて、体幹(棒)から回転する力を生みボールを打つ(太鼓を叩く)仕組みです。
この体幹部分がしっかりしておらず、グミのようにグニャグニャしていたら、良いボールなど打てません。
軸は真っ直ぐキープさせておく必要があります。
フォームは気にしない
脱力スイング=肩より下のフィニッシュ
という風に思い込んでいるとスイングに意識が向い、結果脱力できなくなってしまいます。
デンデン太鼓では太鼓を鳴らす為にひもの軌道は気にしないですよね。
『腕の振り方を気にしない』方が腕の脱力につながり、ボールとのタイミング合わせなど大事な部分に意識が向けられ、より良いショットが打てるようになると思います。
まとめ
テニスをやっていると打ち方にフォーカスしてしまいがちですが、打つ前の準備『真っ直ぐな軸』や『ボールとのタイミング合わせ』の方が重要で、準備万端なら自然と脱力系スイングができるのでは!?と今では思っています。
今後も試行錯誤、有識者からのアドバイスをいただき、テニスを上達させていきたいと思います。
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気になる方は見てみて下さい。