ダブルスの試合で、サービスゲームはサーブ&ボレーをするという週末テニスプレーヤーは多いと思います。
相手の時間が奪えて有効な戦術だと思いますが、「ファーストボレー」の難易度が高くて下手すると、
- ファーストボレーミス
- ファーストボレーがポーチされて失点
でゲームを落とす・・ということもあります。
前へ詰めながらボレーをするので単純に技術的な難しさもありますが、ダブルスには前衛がいるので、そのプレッシャーからより難易度が上がります。
自分のナイスボレーが相手前衛にナイスポーチされるとショックも大きいですよね。
本記事では、ファーストボレーがポーチにつかまりまくって、
「どうしたら良いのか分からなくなってきた!」
と困った時に確認したいポイントを3つご紹介したいと思います。
サービスの速度・コースは適切ですか?
まず確認したいのが、サービスの速度。
試合に熱くなると強く打って相手をやっつけたくなってしまいませんか?
私はなります!!
速いサービスを打つと当然リターンも早く返ってくるので、ネットから遠い位置でファーストボレーを打たされることになります。
すると、相手前衛に時間ができてしまい簡単にポーチされてしまいます。
これを防ぐためには、「前へ詰める時間を稼げるサービス」を打つ必要があります。
打つコースですが、ワイドに打ってしまうとより厳しい角度にリターンが返ってくる可能性が高くなるので、「センター」「ボディー」が有効です。
リターナーの打てる角度を絞ることでボレーの難易度を下げることができます。
ファーストボレーのコース、クロス基準になってませんか?
次はボレーのコース。
クロス一辺倒だと相手は躊躇なくポーチに出てこれちゃいます。
冒頭に書いた自分の「ナイスファーストボレー」って誰に対してナイスかというと、相手後衛です。
でも実は相手前衛に対しては「ナイス」ではなくただのチャンスボールになっている可能性もあります。
ダブルスとして「ナイスファーストボレー」を打つためには、相手前衛を考慮に入れたボレーを打つことが大事です。
「リターンが浮いてきたらストレートにアタック」は良く使うと思います。
それ以外の場面でストレート打ってますか?
ポイントが取れなくても「布石:ストレートもあるぞ」として打っておくことが重要で、以後相手の動きを止めることができ、試合に勝てたらそれは「ナイスボレー」になるわけです。
なので、試合序盤に打っておく事を推奨します。
コースを散らして迷わせましょう。
味方の前衛は機能していますか?
こちらいかがでしょうか?
相手が良いリターンを打ってくる要因の1つに、前衛がノンプレッシャーということも考えられます。
ペアがファーストボレーに苦しんでいたら、半分くらいは自分の責任です。
例えば、自分がリターン側の前衛だったとして、
サーバー側の前衛が何もしてこなかったら・・
すごくポーチに出やすいですよね、守備の事を考えなくて良いので。
先ほどのストレート同様、ポーチも序盤に仕掛けておく事で相手の動きを鈍らせることができます。
✅「ポーチでるからストレートケアよろしく!」
✅「サーブをセンターに入れるんでポーチよろしく!」
と一声かければ意思疎通もできて連携したプレーができると思います。
ペアと協力してポイントを積み上げましょう。
まとめ
以上、ファーストボレーがポーチにつかまってしまう・・という時に確認したいポイントでした。
▶️サービスの速度とコース
・前へ詰める時間を作れる速度で。
・相手の打てる角度を消すコースに。
▶️ファーストボレーのコース
・ストレートへも積極的に配球し的を絞らせない。
▶️ポーチのプレッシャー
・サーバー側の前衛の役割を果たす。(相手に守備的な気持ちをうえつける)
先日行ったダブルスマッチ練でも、サービスの速度とコースを意識してキープを重ねることができました。
「ダブルスのファーストボレーが難しい・・」
と感じている方のヒントになれば幸いです。
ダブルスキング監修のDVD
ダブルス戦術らくらくマスタープログラム│ダブルスの試合で対戦相手をコントロールし、試合を支配する戦術『邪悪な配球』の秘訣を教えます!
草トー王監修のDVDです。
相手をコントロールする配球術が収められています。
強いダブルスを目指す方におすすめです。