2018年全仏オープン1回戦(ジャンビエ(仏))、2回戦(ペール(仏))と地元選手相手に順調に勝ち上がり3回戦へ駒をすすめた錦織選手。
1回戦はストレートで勝利しましたが、2回戦はフルセットマッチとなる激アツな試合でした。
(関連記事:【全仏2018】錦織VSペール 曲者から学ぶ相手に実力を発揮させないプレー)
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そして3回戦またまたフランスの選手、G.シモンと対戦します。
シモン選手のプレースタイル、3回戦の試合展望についてまとめます。
G.シモン プロフィール
- 国籍:フランス
- 身長:183cm
- 体重:70kg
- 生年月日:1984-12-27(33歳)
- 利き腕:右(両手バックハンド)
- グランドスラム最高成績:ベスト8(全豪2009/全英2015)
- キャリア最高ランキング:6位
ほぼ毎年楽天オープンに出場してくれるベテラン選手です。
グランドスラムタイトルはありませんが、キャリア最高6位とかなり実力のある選手です。
G.シモンの使用ラケット
長いことHEADのプレステージシリーズを使用しています。
G.シモンのプレースタイル
安定感のあるストロークでしっかりつなぎ、振られたらカウンターショットで切り返すというプレーを得意としています。
トッププロの中で比較すると、ショットはそこまで強くはなく、ヘビーなトップスピンがかかっている訳でもありません。
ただストロークでほとんどミスをしないので、相手は先に展開しようと攻め急いだり、球種を変えてようとしてミスをしたり、カウンターを貰って失点するパターンが多いです。
- 例えばこんなプレー
術中にハマると抜け出せずに負けてしまう、通称「シモン沼」
無双の強さを見せていた、2015年全豪オープンのジョコビッチもこの沼に嵌り負けかけました。
この時はジョコビッチが展開を急いでしまい、試合を通してアンフォーストエラーを100本以上記録してしまうという試合でした。
でも最後は勝ち切っちゃうあたりは流石ジョコ!と思った記憶があります。
そんな恐ろしいプレーをするシモン選手です。
VS錦織 過去の対戦成績
両者とも10年以上プロツアーを回り活躍をしてきた選手ですが、意外にも今までの対戦は無く、今回が初対戦となります。
ちょっとビックリですね。
VS錦織 試合展望
間違いなくストローク戦になるでしょう。
シモンは間違いなく「シモン沼」へ引きづりこむようなプレーをしてくるので、錦織選手は沼へ引きづり込まれないようポイントを取り切る必要があります。
強打に頼ってしまうと沼にハマる可能性が高いので、得意のライジングで時間を奪いじわじわシモンを追い詰めていくことが鍵になると思います。
今大会錦織選手は1回戦、2回戦ともに長いラリーが少なく、鬼の強打やトリッキーなプレーに耐えて勝ってきたので、大きくペースが変わってきます。
シモン戦は自分から展開することが大事になるので、どうやって沼を攻略するかが見所です。
まとめ
日本人の試合なので、民放(テレ東)で観戦することができます。
苦手な相手を攻略して勝ち上がってきているので、勢いも今の錦織選手にはあると思います。
全仏はベスト8が最高となっているので、それを超えられるよう応援しましょう!