真面目な日本人はテニスの練習でも生真面目に球出し、ラリー練習、ポイント練習と積み重ねているのではないでしょうか。
はい、私もその一人です。真面目に練習すれば、上達できると信じているので。
しかし、外国では一見遊びのような練習を多く行っているようです。
遊びのように見えてもテニスには重要なコーディネーション能力を養うことができます。
このコーディネーション能力を養うとテニスにどのような影響を与えるのか、どのような練習でコーディネーション能力が養えるのかをご紹介したいと思います。
コーディネーション能力とは?
運動神経が良い人と呼ばれる人を思い浮かべて下さい。
- リズム感が良い
- ラケットのような道具を上手く使う
- 距離感が鋭くパス感覚が抜群
- 関節や筋肉をタイミング良く同調させることができる
のようなことが挙げられます。
ネットを調べると
目や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が上手に処理して身体の各部に的確な指令を出す神経回路
との情報が。
また、コーディネーション能力は次の7つの能力を総称しています。
1.リズム能力 | 身体をリズミカルに動かす能力。 |
2.バランス能力 | 崩れた体体勢を素早く立て直す能力。 |
3.連結能力 | 関節や筋肉の動きを無駄なく同調させる能力。 |
4.反応能力 | 合図に対し正確に素早く対応動作をする能力。 |
5.定位能力 | 空間把握能力。決められた場所や動いているボールとの距離感を関連づけ、 動きの変化を調整することを可能にする。 |
6.変換能力 | 動作の素早い切り替えを可能にする能力。 |
7.識別能力 | ボールやラケットの用具操作を精密に行える能力。 |
コーディネーション能力を鍛えるとどうなる?
写真のような咄嗟のショットが可能になったり、イレギュラーバウンドに対しても正確に反応が可能になります。
通常のストロークでも、スイートスポットミート率が向上し、狙った場所へのコンロール力も向上すると思います。
コーディネーション能力を鍛える練習方法
試合風ミニラリー練習
赤枠で囲った部分で本気で戦います。正確にコースを狙う技術が必要です。識別能力と定位能力が養われます。(学生時代はたまにこの練習やってたけど最近忘れてたな・・・)
実際やるとめちゃめちゃハードです。
ジョコビッチのお遊び練習
もう尋常じゃありませんね。ジョコビッチもですが、相手もすげー。
相当タッチ感覚が良く無いとできませんね。
でも、無理と思ってやらないとできないままですので、一度チャレンジしてみると発見がありそうです。
あの絶妙なドロップショットはこういう遊び?で養った能力があるからできるのでしょうね。
ボール缶キャップを使用したトレーニング
予想できない動きに対応するため、バランス能力、反応能力が養えそうです。
良いノリのメンバーで楽しそうですね。
まとめ
普通の練習ではなかなか養えない感覚がこれらの遊びから身につけられるかもしれません。一見試合とは直結しない練習に見えますが、挑戦する価値はあると思います。
遊びながらテニスセンスが磨かれたら嬉しいですよね。
最後にコーディネーション能力の塊、バーラミの動画をご紹介。
すごすぎです。