「勝てるテニス」を身につける為には欠かせない「課題」の設定。
しっかりと課題を設定し、高い意識で練習することはとても重要です。
ただ「課題」の設定の仕方を間違うと一生懸命練習してもなかなか結果がでないというよろしくない状況に陥りかねません。
本記事では「試合に結びつく課題の設定方法」について紹介してみたいと思います。
試合に結びつかない課題設定
テニス歴は長くても「試合」を意識していないと効果の出にくい課題設定をしちゃっている場合があります。
それは・・・
仮名Aさんを例に見てみましょう。
Aさんはフォアハンドが得意で、バックハンドが苦手です。
Aさんは次の試合に向け、「バックハンド強化」を課題に設定し、かなりの時間を割いて練習していい感じに仕上がってきました。
苦手なバックもいい感じになってきたし、いけそうな気がすると精神状態も良い感じ。
いよいよ試合開始!
おや、、、なんとAさん、ほとんど全部フォアに回り込んで打っているではありませんか。
フォアハンド逆クロスで追い込んで浮いてきたボールを得意なフォアハンドで決めにいきますがジャストアウトが続き4-6で敗退・・・
いかがでしょうか。割とあるあるではないですか?
Aさんは試合でほぼ使わないショットの為にたくさんの時間を使ってしまいました。
もしAさんが自分のプレーをもっと把握して「フォアのチャンスボール」を課題に設定していたらどうだったでしょうか?
試合は試験ではないので、全問正解(全部のショットを綺麗に打つ)を目指す必要はありません。できないものはできないままでも別に良いのです。それを使わないプレーをすれば。
『苦手ショット=課題』
ではありません!!
試合に結びつく課題設定
Aさんの例でほとんど答えは出ていますが、一応ご紹介。
目標とした大会でどういうプレーでポイントを積み重ねるか妄想します。
全部エースとか非現実的なものは駄目です。
この後何を練習していけば良いか明確にする為、なるべく具体的なプレーを妄想しましょう。
あまり試合経験がなく、「具体的なプレーとか良く分かない!」という方は、まず好きなプロのプレーや強い仲間のプレーを真似してみると良いかと思います。
プレーのイメージができたら、そのプレーをする為に足りないもの(確率?威力?角度?)を検討します。
なにが出てきましたか?
それが試合に結びつく課題です!
まとめ
苦手なショットを克服するのも大事なことです。
ただ試合に勝ちたいのであれば、試合を前提とした課題を設定しないとAさんのようなことになる可能性が高いので、心当たりがある方は課題の見直しをしてみてください。
結果が変わるかもしれませんよ。