「相手のサービスが”フォルト”の時に限ってナイスリターンが打てる」
テニスあるあるのひとつだと思います。
先日のダブルス練習で、ジャストフォルトのファーストサーブに対し、フォルトのコールをしながら返球した際も、
- 身体の力み感なく、
- 程よく力が抜け、
- ボールがストリングに引っ付くような感触
を感じながら、それはいいボールが飛んでいきました。
と考えていて、実戦で再現するのは難しいと感じていたこの現象、
もしかしたら「呼吸法」の工夫で再現できるんじゃないか?
と自分なりの仮説を立ててみたので、整理してみたいと思います。
再現方法とは?
ズバリ、「息を吐きながら打つ」ということです。
冒頭の例でいうと、フォルトのコールを発声することで息が吐けています。
サービスが「イン」だったらきっと、歯を食いししばり、心の中で「エイッ」と言いながら、息を止めて打ってしまっていたと思います。
一生懸命になると息がとまる
相手のサービスをしっかり返そうと思うと、どうしても力が入ってしまいます。
そうすると息が止まりがち。
スピードのあるサービスだったら余計です。
✔︎力を入れるから息が止まる?
✔︎息を止めるから力が入る?
どちらかは不明ですが、「呼吸」と「力み」は密接な関係があると思います。
意識的に息を吐く
「イン」のサービスにフォルトコールはできませんから、
- 「フー」と吐きながら打つ
- 声を出して打つ
という対策で息を止めずに打つことができます。
こちらは、懐かしのクリックステイン選手。
頬の膨らみから大きく息を吐いていることが分かります。
息を吐くことでおこるメリット
✔︎身体をスムーズに動かすことができる
✔︎緊張・恐怖心を抑える
✔︎冷静な思考ができる
と、結構良い作用が期待できます。
試しに「呼吸 リラックス」でググってみると、キーワードとして「腹式呼吸」があがってきます。
深呼吸をするように長く吐きながら打つことで「脱力」につながりそう。
また、ボールとのタイミングを合わせることにも使えます。
トッププロでも声を出して打つ選手、多いですよね。
まとめ
というわけで、相手のサービスがフォルトの時に良いリターンが飛ぶ謎は、
「フォルト」のコールを発声することで、
▶️ 身体の緊張感が解れ
▶️ ボールとのタイミングが自然にとれる
からではないか!と分析します。
「呼吸」を意識して、インパクトのタイミングに合わせ息を吐くことで再現性が高められるのではないかと。
まだ仮説段階なので、次回以降の練習で検証をしてみたいと思います。
【7/6追記】 実践してみました
実践した結果、
呼吸を吐くことで力み感はとれるものの、それよりも「タイミング」が重要でした。
- 予想通りの弾道で飛んできた場合は、よけいな小手先操作なくナチュラルに振ることができ🙆♂️
- 予想より深かったり、弾んだり、想定外の弾道になった場合は、手元(小手先)で処理してしまう🙅♂️
という感じで、「予想」があたった場合はリズム感良く「楽」に「気持ちよく」打てます。
「予想」が外れると身体の動きがチグハグで力み感が生まれ、気持ち悪さが残る結果でした。
タイミングを合わせるための「予測力」を磨くことが大事そうです。
今後の課題に設定します!
入れるプレッシャーがないから、自然と力が抜けるんじゃん