試合をしていて、
- 相手のサービスがいいとこに入りまくる
- 無茶ぶりしているようなストロークがぎりぎりのところに入りまくる
- パスが神ってる
という感じで、
と感じることがあると思います。
よく試合をされているような人なら特に。
そんな調子でも相手が自分から崩れてくれるなら良いですが、そのいいペースが続いてしまうと、こちらは勝つのが難しくなってしまいます。
自分から崩れてくれないなら、こちらからちょっとペースを変えて調子を崩させるような工夫が必要です。
ちょっと姑息?な方法もあるかもしれないですが、自分がやられて調子が狂った経験も含め、
「相手の調子を崩す作戦・工夫」
についてまとめてみたいと思います。
①ポイントの間を長くとる
まぁ、オーソドックスな作戦です。
プロの試合だと試合時間を短くするため、ポイント管が20秒(グランドスラムは25秒)と決まりがあり、制限時間を超えるとペナルティがあったりしますが、アマチュアであればそこまでシビアではありません。
あまりに極端だとクレームもらうと思いますが。。
調子が良いときはテンポ良くどんどんいきたいところ。
そこを少しでも「早く!」とか「なんかもたついてるな!?」と思わせて、集中を欠くことができれば、この作戦はOK。
- サーバーだったらいつもより長めにボールをついて間をとる
- リターン側だったらタオルで汗を拭く
- どうしても間を取りたければ「靴ひもが解けたふり」をして結び直す
先日参加したテニスオフでマッチ練を行ないました。
この日初対戦だった相手のクセが強く、サーブを打つ時、ボールを2回くらいついてから1度素振りを入れるんです。
で、素振りをしてからもう2回くらいボールをついて、打ってくるルーティーンの人。
まぁただのテニスオフなので対応しましたが、相当調子が狂いました。
この余談は極端な例ですが、自分のペースを外されると相当調子が狂うということを体験できました。
②相手のナイスショットを褒める
自分の理想通りのポイントが取れて、相手からも褒められるとなんか調子が狂う。。
そんな経験ありませんか。
以下のツイートのような興味深い「説」もあります。
「アドバイスされて調子を落とした」経験ありませんか?
テニスだとペアやコーチからの声がけで起こりやすく確か「ガイダンス仮説」という注意すべき現象🤔
緊迫した時に他者から具体的に褒められると「自分での調整」が狂い、崩れてしまいます。
こういう学びを普通に悪用出来る人は強いですね☺️
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@racket_labo) September 29, 2020
単細胞なぼくはほぼ100%ハマるトラップですw
「サービス良いですね」
と褒められるとすぐ入らなくなりますからね。。
具体的に「腕の振りが良いですね」
なんて褒められた日には、振り方がわからなくなりそうです。
うまくやれば非常に有効な作戦ですね。
③ポジションを極端に変える
ぼくがサーバーの時にたまにやられる工夫です。
デュースサイドからワイドに数本いいのをうつと、結構な確率でポジションを変えられます。
ワイドをケアするポジショニングになって、サーバーから見るとセンターが大きく開いている景色です。
こうなると、センター打とうか、あえてワイドに打つか迷うんですよね。。
こうやって「迷いが生じる」と入りが悪くなったりしてしまいます。
後は極端に前、サービスライン付近に立たれたりするのもペースが狂いますね。
なので、例えばフォアの逆クロスがえぐい相手だったら、ポジションを逆クロスをケアする位置に変え、相手から見える景色を変えることで、
- より厳しいところを狙ったミス
- コースを変えたことで甘くなる(あわよくばミス希望)
ということが起こりやすくなります。
まとめ
以上、相手にある「流れ」を断つためにできる工夫についてまとめてみました。
相手の調子が良くてテンパってしまうと、落ち着いてこのような工夫ができなくなりがち。
これらの作戦でペースを崩すことができれば、イーブンな状況で試合をすることができます。
ただし、時間を稼ぐにも、相手を褒め称えるにしても、相手や周りの人に迷惑がかからない範囲でお願いしますね。
このブログに書いてあったとか声を大にして言わないようお願いしますw
若干姑息?な工夫も紹介しましたが、ルールの範囲内で相手に気持ち良くプレーさせないことを心掛けて試合に臨んでいきましょう。
おいおい、相手の調子良すぎじゃね?