皆さんダブルスでツーバックの陣形って使いますか?
私の場合、戦略的にツーバックを取り入れるようにしてから、これまで勝てなかった相手に勝利したり、競る試合ができたりと良い結果に繋げられている陣形です。
少し地味で泥臭いプレースタイルですが、「勝つこと優先!」という精神で使っています。
これまでの使用経験から、
- ツーバックのメリット
- ツーバックの使いどころ
- ツーバック時の配球のコツ
をご紹介していきたいと思います。
泥臭いプレーに興味があったら読んでみて下さいw
ツーバックのメリット
- 速いテンポでガンガン攻めてくるタイプの相手に気持ち良くテニスをさせない
- 長いラリーに持ち込んで一方的な流れを作らせない
- 2,3本ミスを誘えると相手の攻撃力を下げられる。(慎重にさせる)
ダブルスでボロ負けする時に多いのが、ショット力で圧倒されてラリーが2,3球しか続かず、単調なテニスになる展開です。
ツーバックにすることで、こちらの守備範囲が広がりラリーを長引かせることができます。
じっくりポイントを取りたい時に有効な陣形です。
ツーバックの使いどころ
私達がツーバックを敷く相手の特徴は、「サービスの威力・精度が高く1stボレーも上手い」さらに「ポーチも上手」というような普通に強い相手。
真っ向勝負したら分が悪い相手に使うようにしています。
狙いとしては、
- 自分達の単調なミスを減らす
- 守備を重視し相手のミスを誘う
- ミスを警戒した相手が入れに来たボールを攻める
- 相手にリズム良くテニスをさせない(流れを作らせない)
というポイントが挙げられます。
ツーバックを相手にやられるとわかりますが、コートが広く感じられ、打つ場所に困ります。
で、威力に頼り力みまくってミス、角度をつけようとしてミス・・という残念な結果を何度経験したことか・・・
相手の決定力が冴えていて流れが向こうにある時、少し大人しくなって欲しい時なんかに使うと効果がある戦術だと思います。
配球のコツ
私は以下の点を意識して返球するようにしています。
- 相手前衛のバック側にロブ
- 相手の並行陣後衛にハイボレーをさせるような中ロブ
簡単にスマッシュを打たれない場所に緩いロブ気味のボールを送ることで、相手ショットの威力を消し、攻撃されずらい状況を作るという意図です。
コースが若干甘くなっても、後ろに2人いるので1発で決められる可能性は低め。
そういう面で気負わずに返球できるのもツーバックの良いところだと思っています。
これでミスを誘えれば儲けもの。
ミスでなくても、つなぎにきた返球に対しこちらから攻撃するボールが打てれば自分達の流れでテニスをすることができます。
とにかく相手に気持ち良くボールを打たせないことを大事にしています。
参考動画
ツーバックの戦術を解説している動画です。
ご参考にどうぞ。
まとめ
以上、ツーバックフォーメーションの使いどころとメリットでした。
正攻法だと相手の方が強いなと感じた時や、流れを変えたい時に是非試してみて下さい。
前回出場した試合はブロック決勝4-6というスコアで負けたんですが、1-5からツーバックに切り替えました。
「たら・れば」になりますが、もう少し早く切り替えられていたらどうだったかなぁとか思ってしまいます。
アマチュアテニスは短期決戦が多いので、素早い判断も大事だと気が付かされた試合でした。
状況判断力も上げられるよう、練習を積んでいこうと思います。
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