週末のダブルス試合練習は改めてテニスの奥深さを感じさせられました。
序盤は「良いショット」を打つことを考えていて、それが相手に全く通用せず完全に翻弄される展開。
「これはいかん!」
「どうやったらポイントが取れるんだ!?」
と「ポイントを取ること」を考えることに変更し、中盤以降はある程度競る展開へ持っていくことができました。
この日の反省を含め、序盤ダメダメだった原因と改善後の気づきについてまとめてみたいと思います。
序盤の展開
相手はサービス&ボレーはもちろん、レシーブからでもチップ&チャージをしてくる典型的なネットプレーヤー。
私達は雁行陣ベースで、サービスゲームの時はサーブ&ボレーを混ぜるといった感じ。
序盤は私達のストロークと相手のボレーという展開がメインになりました。
相手のボレーは安定していてタッチも良く「ミスを期待できる」レベルではありません。
なので無理をしてコースを突いたり、強く打ってみたりしてこちらのミスばかり。
ポーチ等もチャレンジしたのですが、ほとんどポイントにつなげられませんでした。
というのも、戦略で出ると決めたポーチではなく「なんとかしなきゃ」という焦りの気持ちから、
とりあえず飛び出してみた→でも届かなかった
みたいな中途半端ポーチになってしまったので、結果として自陣形が崩れるというものに。
そんなこんなで、1stセットは0-6と悲惨なものでした。
ポイントが取れなかった原因を整理
- コントロールできないショットが多くミス量産
- ポーチに無理して出て自陣形が崩れてオープンコートに決められる
他にもあったかもしれませんが、ペアと会話して認識が合った内容がこちら。
普段自分たちが打つショットがまるで通用せずに、焦って早くポイントを取ろうと淡白な展開となってしまったのが反省点です。
次へ向けてまとめた戦略
反省を踏まえ、
- まず自分の守備範囲のボールを浮かさないように丁寧に返球
- 中途半端なポーチで自陣形を崩さない
- 相手陣形を崩す配球を心がける
という戦略にリニューアル。
「ワンショットで勝負にいかず、相手を動かしてチャンスを待つ」
少しシングルスっぽい戦略になってしまいました。
結果と感じた効果
一方的にボコられる展開から、1ポイントが長くなり拮抗した競った展開に変えることができました。
「並行陣対雁行陣」で打ち合っている時はボレーミスをしてくれる気配が全くなかったのが、陣形を崩すことを意識してロブや浅いボールを意識して交えたところ、「おっラッキー」というミスを誘えました。
壁のようなボレーをしてくる人でも動かすことができればミスするんだなという収穫を得ました。
陣形崩しには「ロブ」を多用。
失敗して(浅くなって)スマッシュをぶちこまれることが何度かありましたが、それよりもポイントに繋がるほうが多かったように思います。
陣形を崩せさえすれば普通のショットでもエースが取れたので、
相手が万全の陣形である中、リスクを背負って強いショットを打つのはあまり意味がないかも・・
ということにも気がつかされました。
ただ、結局セットは取れずじまいという悲しい結果だったことはここだけの秘密です。
まとめ
今日はダブルス練習。
相手の平行陣に対してショットの威力に頼ったり中途半端なポーチではポイントが全くとれず…
ボールが浮かないよう、こちらの陣形が崩れないように丁寧なプレーを心がけてやっと試合らしくなりました。
陣形、大事ですね。
0-6,2-6,3-6ですが何か🤪
— ryomei (@MtRyomei) 2019年4月21日
大会で若い選手でショット力で相手を圧倒する試合を目にして、つい「俺も!」とか考えてしまうことがあります。
自分の身体能力・年齢・センスを考慮すると、ビッグショットを身に付けるよりも、今回の様に相手を崩して、相手に気持ち良く打たせないテニスを追及したほうが勝ちにつなげられそうです。
ショット練習は継続しながら、「勝てるテニス」を探していきたいと思います。
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