試合前のウォーミングアップや試合の序盤、相手のボールが速いということが分かると
ミスしないように、コンパクトにスイングしてとにかく返そう
という意識が生まれ、
- 無駄な強打
- 己の怠慢による準備不足
というもったいないミスが出にくくなります。
逆に遅いボールを打ってくる相手だと、しっかり構えて打てる機会が増えるので、
- フルスイングをしてミス
とか
- 強引にコースを狙ってミス
と不用意なミスが増えてしまう傾向があります。
先日テニスオフで試合をしてもらった相手が、「遅いボール」を打ってくるタイプで、序盤リズムを狂わせてしまいました・・
この試合を立て直すことに成功した、「戦略」と「技術」についてまとめてみます。
どうリズムが崩れたの?
オフ主催者とは初見でどんなプレーをしてくるのかは不明でした。
背は私よりはるかに高く(185位あるんじゃなかな・・)てガタイも良く、
「ボール速そうだな・・」
と思っていたのですが、意外とソフトヒッターでボールはかなり緩め。
序盤は緊張感もあり、手堅くポイントを積んでいくことができ、3-0までいきました。
ストリングをレクシスに替えてからボレーが好調なのでそれも良かったですね。
この後です、悪魔が囁きだしたのは。
手堅く攻めてリードができていたのに、強打をしてポイントを取ろうという誘惑に負けてしまい、プレーが一挙に淡白なものに変わってしまいました。
- フォアハンドに回り込んでダウンザラインを狙ってサイドアウト
- 叩きにいってアウト
とフォアにミスが多くでてしまい、あっという間に4-4・・
「これはまずい!」ということで、次にあげることを意識して、建て直しを図りました。
遅い球だからこそ大事な技術
コースを狙おうとしても打点が安定せず、結果最後腕の小手先操作でコントロールをしてしまって安定感が欠如しました。
打点が正確に取れないというのは準備(テイクバック)に原因があると思い、
意識的に早く準備する
ように変更。
内部意識としては、ラケットを準備した(引いた)状態で動く感じです。
この意識で少し感覚が戻り、コントロールが復活してきました。
「遅いボールに合せて準備をしていた」ので打点が正確にとれなかったのだと思います。
ボールが遅い相手だからこそ素早い準備を意識する必要がありますね。
戦略の見直し
次に戦略面。
いくら感覚が戻ったとはいえ、相手の遅いペースに合せることは相手の土俵でテニスをさせられていることになります。
特に私はストロークが弱めなので、なるべく早く前でポイントを積みたいタイプです。
この日の相手は片手バックでスライスメインだったので、バックにアプローチを打ちスマッシュをケアする、という戦略を徹底しました。
スマッシュで何ポイントか取ると、相手は無謀なパスを打ってくるようになったので、展開がすごく楽になりました。
やらないほうが良い戦略
昔の自分なら、きっとラリー合戦をしていたと思います。
つなぎ合いの泥仕合パターン。
相手のミスを待つのも大事な戦略ですが、単純につないでミスを待つというのは、遅いストロークを打つタイプには逆効果ではないかと思います。
先ほど挙げた無謀なパスのように、ミスをさせる状況を作るのが理想かなと思います。
まとめ
- 素早い準備
- 自分のプレーを貫く
ことで建て直しに成功し、
6-4,6-0,6-0というスコアで練習を終えることができました。
初対戦はいろいろ学べるので良いですね。
遅い球にも「素早い準備」を忘れずに今後も練習頑張ります!