2018年大ブレークした日本の大坂なおみ選手が使用している噂の「「REXIS(レクシス)130」」を張ってみました。
大坂選手はハイブリッドで、
- メイン:ポリツアープロ125
- クロス:レクシス130
というセッティングで使っています。(2018/12/1時点)
ミーハーなので真似しようかと思っていたんですが、まずはレクシス単品で感触を知ってから次どうするか考えようかなという結論になり、久々にナイロンで張り上げてみました。
張りたてを練習でがっつり打ってきたので、感想をまとめます。
レクシスの特徴
レクシスはこのように細い繊維を編んで構成されている「マルチフィラメント」構造。
マルチフィラメントは打球感がソフトでコントロール性は良いという特徴があります。
繊維の隙間まで樹脂を高密度に充填して空間を潰し、反発性(パワー)もあるマルチフィラメントとなっているそうです。
さらに「プラズマ照射」で繊維の結合を強め強度もアップしている模様。
マルチはだんだんサキイカの様にほつれてくるのですが、それが抑えられているのかな・・
なんでナイロンにしたの?
ここ最近はずっとポリエステルをちょっと緩め(42P位)に張っていました。
感触も良かったのでずっとポリだったんですが、先日「ウルトラツアー95CV」を試打した際にちょっと考え方が変わりました。
その試打ラケにはナイロンのストリングが50P程で張ってありました。
ラケットの違いは当然ありますが、試打ラケではアウトミスが少なく更に浅いショットのコントロールも良好だったので、ちょっとストリングのテンションを上げてみようかと考えました。
ポリでいきなり10Pも上げると厳しすぎるかもしれない予感がしたので、少しゲージの太い(130)ナイロンで試すことにしました。
仕上がりとテンション
VCORE PROに張った姿はこんな感じです。
テンションは52pで注文。
アプリでの計測結果ではこの数値になりました。
ストローク
やはりポリに比べると断然マイルドです。
マルチフィラメント構造であることも大きく影響していると思います。
練習してもらった相手には、
「ポリの時よりもボールの初速が速いです」
という評価をもらうことができました。
反発性(パワー)が優れている影響でしょうか。
ちなみに自分では速いボールを打っている感覚はあまりありませんでしたが・・
回転もしっかり掛けようと思えば引っかかりますが、個人的には反発を生かしたライジングでのフラットドライブ系のボールの感触が良かったですね。
スライスもボールのノリが良いので、「弾道が低くて滞空時間の長い」良いスライスが打てたのもナイスな感じでした。
ボレー
タッチショットのコントロールが本当に最高でした。
ストリングに1回くっついてから弾く感覚があり安心してコントロールができる感じ。
しかも衝撃の少ないマイルドな打球感なので、少しスイートスポットを外してもブレが少なくしっかりとコントロールをすることができました。
今年1番ボレーの感触が良かったと思います。
サービス
スライスもスピンもイメージ通りの弾道で打つことができ、コース・コントールも問題なし。
ボレー程の感動はありませんでしたが、スライスのキレ、スピンの跳ね、全て満足のいくものでした。
試合って最初はニューボールなので、
- ボールにしっかり空気が入っている
- 表面が毛羽立っていない
という状態です。
こういう時はボールのスピードも出るし、バウンドしてからの伸びも出ます。
試合が進行するとボールがへたってきて、スピードや伸びが出にくくなってしまいます。
この日は練習相手から、
「今日は試合の最後までサービスの勢いが衰えなかったように感じました」
と言ってもらえたので、やはりストリングにパワーがあるのかなと思います。
まとめ
- 打球感がマイルド
- 反発(パワー)がある
- ボールの食いつきが良い
と個人的にはかなり気に入りました。
ただ問題は耐久性・・
初回の練習2時間で早くも少しダメージが見られます。
どれ位持ってくれるでしょうか・・?
追記
耐久性についてこちらの記事にまとめました。
耐久性まで評価できたので、ストリングの特徴をレーダーチャートで表しました。