先日youtubeでフェデラーの動画をボーッと見ていたところ、昔懐かしい試合の動画を発見しました。
過去の動画を見るとフェデラーのプレーの変化(進化)が良くわかるので、ご紹介したいと思います。
ボールのスピード、回転量は過去の方があるように見えます。(20代前半から比べれば誰でも衰えますよね)
しかしそのボールスピード、回転量の衰えをボールを捉えるタイミングを早めて補っていて、試合展開の進化で長年トップに君臨しているのだと思います。
展開の進化もありますが、サービスやフォアハンド、バックハンドと全てのショットがしなやかに進化している印象も受けます。(早いタイミングで捉えるために変わっていったのかな・・・?)
それでは動画をどうぞ。
目次
1. 2002年 全豪オープン1回戦 マイケル・チャン対ロジャー・フェデラー
ちなみにフェデラーはこの時第11シード。
この年の第1シードはオーストラリアのヒューイットです。
サンプラス、アガシ時代の終わりかけ、世代交代中な頃だった記憶があります。
錦織圭選手の師匠チャンに勝利し、弟子の錦織選手にも勝利しているという選手生命の長さ、20年近くも世界のトップに君臨している対応力、凄すぎですね。
ボールを捉えるタイミングが今と比べるとワンテンポ遅いのが分かります。その分パワーが溜められ一発エースも多いですね。
余談ですが、チャンは現役時代もバボラを使っていたんですね・・
最後までグラファイトかと思っていました・・・
2. 2005年全米オープン決勝 アンドレ・アガシ対ロジャー・フェデラー
無双時代真っ只中のプレーです。1つ1つのショットに於いてコース、スピード、回転量どれも激しすぎます・・・
非の打ち所がありません。
サービス、ストローク、ボレーとどのショットも完璧です。
サンプラス、アガシ時代にはない完成度の高さです。まさにオールラウンドプレーヤー。
この時のフェデラーは近年(2014-2015)のジョコビッチのように無敵状態だった記憶があります。4大大会の決勝に必ず残り、フレンチオープン以外のタイトルは全ていただきのような。
3. 2015年全米オープン決勝 ノバク・ジョコビッチ対ロジャーフェデラー
ビッグ4以外には勝てるけど、マレー、ジョコビッチ、ナダルになかなか勝てない状態の時。
ラケットをそれまでの90incから97incに変更したりと色々な試みをしていました。
10年前に比べ、球を捉えるタイミングの速さが全然違うことがわかると思います。
映像として見るより、音で聴くと分かりやすいですね。バウンドの音からインパクトの音がワンテンポ早くなっています。
4. 2017年全豪オープン4回戦 錦織圭対ロジャー・フェデラー
つい先日のフェデラーです。
早いタイミングの超攻撃型テニスがミスなく繰り広げられています。
錦織選手も攻撃の早い選手だと思いますが、それをさらに上回るタイミングの速さです。
最終的にサービス力の差が勝敗を分けてしまったような気がしています。(素人の分析ですが・・・)
10年以上前のマイケル・チャンとの試合とではフェデラー自身が別人のように進化しています。
スイング自体がコンパクトになってプレースメントで追い詰めるように見えます。
ボールの威力だけでなく、プレースメントで勝つ!
レベルは違えども、私のような40手前のおっさんが若者に勝つヒントになりそうです!
まとめ
これから行われる全仏、全英、全米とフェデラーがどのような活躍を見せてくれるのか今から楽しみです。
フェデラーグッズのご紹介(2017全豪オープン時)
ラケット
ウェア
2017年モデルがリンク切れとなってしまった為、2018年モデルにリンクを置き換えました。
【Nike】 2018 コート ゾーナル クーリング 887541