先日行ったダブルス練習をビデオに撮影してもらいデータをいただくことができたので、何故勝てないのかを解明するためじっくりと観察してみることにしました。(呑みながら)
ひとつひとつのショット力に大きな差はないように感じる相手でも試合をするとポイントが取れないということはないでしょうか?
どこに打ってもしっかりボールが返ってきて最終的に追い詰められ、博打ショットを打って失点 or ボールが浮いて決められてしまい負けるというパターンが残念ながら出来上がってしまっています・・・
今回動画を見ていて、上手なプレーヤーと自分のポジショニング(動き)に大きな差があることに気がつきました!
気がついてから考えてみると、『なるほど、だから打つ場所が見えないんだ!』と理解できた気がします。
ダブルスに詳しい方からすれば「当然」なことかもしれませんが、ダブルスに疎い私には「発見」だったので備忘を含め記事にしたいと思います。
【自分視点】強い相手とそうでもない相手の差
勝てそうだな(勝てるな)と思う相手に対しては打つべきコースがなんとなくわかります。
良い例がセンターが大きく開いている場合です。
普通にクロスへ打てばポーチへ出られることもなく安全に展開できるという『安心感』を持って打つことができます。自分に余裕がある状態です。
片や勝てる気がしない相手は、どこに打ってもポーチの餌食となる気がしてどこに打てば良いのかわからないという状態に陥らされてしまいます。
すると・・・
- 決められないようにと無理して速い球を打とうとしてミス・
- ストレートに博打的ショットを打ってミス・・
- 安全に繋ぎにいってポーチの餌食・・・
失点のオンパレード。
これではいつまでたっても勝てません。残念ながら。
しかしじっくりと動画を見ていると、私が行っていない動きを上手な人が行っていることを発見!!
これが『差』なのかもしれません。
映像で発見した動きの『差』とは?
サービス&ボレーをして1stボレーをクロスへ返した時を例に『差』を示してみたいと思います。
私の場合
①サービスを打ちます
②1stボレーをクロスへ
③その後のポジショニング
結果
相手から見れば打つコースがはっきりと見えるパターンになっています。
多分余裕を持ってショットを打たせてしまっています。自分がそう感じるように。
ダブラーの場合
①サービスを打ちます
②1stボレーをクロスへ
③その後のポジショニング
ダブラーはクロスへ1stボレーを打った後、センターへ寄りスペースを消しているということを「発見」しました。
結果
相手からすると、打つスペースが見えなくなりリスクを負ったショットを打たないといけないような気分になる状態です。(私がしょっちゅう陥る状態)
図の赤破線でエースを取るのはかなりリスクを伴うショットなので、ボレーヤーは半分捨てでも良いかもしれません。
その代わりに前衛とのスペースを詰め(青線)、相手にプレッシャーを与えていればミスを誘えるはずです。
要するにダブルスの強いプレーヤーとは
上記の例のように相手が打ちやすいコースを消し、リスクの高いショットを選択させミスを誘いポイントをとるというクレバーな展開ができる人(達)なのかもしれません。
自分はリスクを冒さず相手にリスクを選択させる的な。
まとめ
今回発見できたのは、ダブルスセオリーのほんの一例かもしれませんが、大きな発見だと思っています。
ただダブルスなので私一人でやってもあまり意味がなく、ペアとの意識合わせも必要です。
今度調整して実践してみようと思います。
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