昨年はフォアハンドの厚い当たりを意識して練習時間を費やしてきました。
練習の成果か、擦るだけの弱小フォアハンドから多少推進力のある伸びのあるボールが打てるようになってきました。
試合中自分の展開で打ち続けられている時は良いボールが打てているのですが、相手の良いボールで自分の体勢で打てない状況となった時の処理が下手で浅くなってしまう為、そこから攻め続けられ防戦一方になることが良くあります。
1本攻められない所へコントロールする技術があれば、ショット力のある相手に対しもっと良い試合ができると思うので、今年は『凌ぎのショットの精度を上げる』をテーマに頑張ってみようかなと考えいています。
凌ぎのショット、ディフェンス力を向上させるために少し検討をしてみたいと思います。
大きく『ライジングで処理』と『スライスで凌ぐ』技術の向上を図ることが必要と考えています。
角度はないけど、スピードのある深い球に対しては、『ライジングで処理』して遅くても良いので深くコントロールし攻め込まれないようにすること、
角度のある球に対しては滞空時間のある『スライス』で凌ぎ、戻る時間を確保し、粘れるプレーを身につけることが目標です。
参考動画
ワウリンカもマレーも相手の深い球をライジング気味にさらっと簡単そうに返していますが、実際は相当難しい技術です。
これが浅くならずに(遅くても良い)コントロールできれば、1球で劣勢になり攻め込まれ続けることがなくなると予想できます。
このショットを打つ為に必要なこと(個人的な見解)
- ボール落下地点の予想
- バウント後の弾み方の予想
- ボールの軌道を予想してボールとリズムを同調させる
予想をする力が大きく関係していそうです。
テイクバックのタイミングが通常のボールとは違ってかなり早いことが動画より分かります。
打点から逆算するとこのタイミングで準備しないと間に合わないのでしょう。
このショットを身につける為の練習方法(個人的見解)
まずは球出しから。
ネット付近からドライブのかかったボールを打ってもらい、それを下がらずにライジングで処理し、浅くならいようにコントロールするところから始めようと思います。
イメージはこの動画の感じ。
私のレベルではラリーにならなそうなので、まずは球出しで強めの深い球をライジング気味に深くコントロールする感覚を磨きたいと思います。
スライスで凌ぐ
40秒付近にフェレールのアプローチに対し、スライスで緩く返球して時間を作り、ポイントを奪うマレーのプレーがあります。
スライスの特性(滞空時間が長い)を生かしたお手本のようなプレーです。
アプローチに対して焦らずに、自分の体勢と戻る時間を考慮したボールを打たなければなりません。
アプローチに対してだけでなく、角度があるボールに対しても戻る時間が作れるので滞空時間の長いスライスも身につけていきたいショットです。
まとめ
世界のトップを見てもビッグ4のディフェンス力は群を抜いていると感じます。
フェデラーも華麗な攻めがフォーカスされますが、ディフェンスも尋常ではありません。
粘り強いディフェンスが基礎があるので安定した結果を残せるのだと思います。
2017年はディフェンス力アップを目標に粘り強いテニスを手に入れたいと思います。