ディーラーに洗車をお願いした際に、HONDAを代表する車ACCORDの試乗をすることができましたので、感想をレポートしたいと思います。
ちょっと前はスポーティブな走りが売りだった記憶がありますが、最新のアコードは『ラグジュアリー』感が強い印象です。
加速感はスポーツモデルと変わりませんが、乗り心地の柔らかさ、車内で聞こえるエンジンサウンドの静粛性から『高級感』を感じることができます。
画像を交え、詳細をご紹介します。
エクステリア
正面
左斜め後ろ
右斜め後ろ〜サイド
- 全長:4945mm
- 全幅:1850mm
- 全高:1465mm
Lサイズセダンらしく数値もですが、見た感じも存在感満点です。高級車オーラを感じました。車高は低めですが、乗った感じに窮屈感はありませんでした。
インテリア
運転席周り
タコメーターはデジタル式で何回転なのかを確認することはできません。
個人的にはちゃんと針のあるメーターが好みなので、ちょっと残念・・・
ギアがプッシュ式ボタンです。
近代的ではありますが、個人的にはオートマであってもギアがあってくれた方が運転している気持ちになれるかな。
欧州車もこのような形式が増えているので、その声を反映させたのかもしれませんね。
駐車時の切り返しに少し戸惑いましたが、慣れれば平気そうです。
ナビとセンターコンソールです。
高級感のある質感で、操作性も視認性も特に不満を感じることはありませんでした。
シート、その他内装
シート1つ1つに十分な大きさがあり、男性でも余裕を持って座ることが可能です。また後部座席にエアコン送風口があり、夏でも冬でも快適に過ごすことができそうです。
後部座席に座ってみました。
177cmの私ですが、十分なゆとりがあります。
カタログによると欧米人の185cm基準で作られているとのこと。そりゃ余裕なわけです。
トランク
普通の荷物を格納するには十分な大きさ。
趣味のテニスバッグやらボールケースは十分に入りますが、ミニバン、ステーションワゴン慣れしている感覚からすると、ちょっと大きめの買い物をした時に持って帰れないのが気になります。
このクラスの車に乗る人は自分で運ばず、配送なのかな・・・
走り
少しアクセルを踏んで感じたのは、その静粛性です。エンジンは回っているはずなのですが、ほぼ音が聞こえません。
そして強めにアクセルを踏めば、i-VTECHの軽快な吹け上がり音が心地よく聞こえる絶妙なセッティングになっていると思います。運転手としてはテンションアップです!
エンジンそのものは2.0Lですが、モーターの力を合わせるとV6 3.0Lレベルのトルクを発生させるそうです。出力もモータと合わせて215psと圧倒的なパワーを誇ります。
ちょっと空いた上り坂で強めに踏んでみると、ウィーンというエンジン音と共にみるみる加速します。シャトルでは味わえない加速感覚に感動しました。
エンジンだけでは難しい、リニアな反応と力強さ、滑らかさをモーターを使うことで実現させています。
走行中のブレも感じませんし、道路の段差の突き上げも柔らかく吸収してくれて非常に柔らかい乗り心地です。
燃費
カタログ上は『30.0km/L』とこのクラスの車では最高レベルの燃費です。
実際の試乗コースでは15.0km/Lとカタログの半分でしたが、ちょっと踏み込んだりしたので、燃費を意識した運転をすればもうちょい伸びるでしょう。
このパワーと重厚感のある車で、普通に15.0km/Lという数値はかなり良い数値であると思います。
まとめ
このアコードも欧州の影響を受け、日本の都心で運転するにはかなりガタイが良い部類ですが、燃費・パワー・スタイリングとどれも素晴らしいものがあります。
ステーションワゴンモデルが出れば実用性もグッと広がり、より人気が出そうな気がします。
興味があったら試してみることをお勧めします。期待を裏切らない完成度の高い車だと思います。