先日のレヴォーグに続き、スバルのフラグシップモデル、レガシーを試乗させていただきました。
私の若い頃はレガシーといえば『速さ』と『スポーティーさ』を強調したミドルクラスのステーションワゴンでしたが、だんだんサイズが大きくなり、今はスバルの旗艦モデルとして君臨しています。
今回試乗させていただき、『重厚感』と『高級感』に包まれた中にボクサーエンジンのワクワクするエンジン音が融合し、運転していて非常に愉しく、遠くまで行きたい衝動にかられました。(試乗なので当然無理でしたが・・)
試乗で感じた愉しさをレポートしてみたいと思います。
エクステリア
正面

斜め後ろ

後ろ姿

全体を通し、大きくてゴツい!
- 全長:4815mm
- 全幅:1840mm
- 全高:1605mm
と昔に比べると格段にサイズアップしています。
また、試乗車はlimitedモデルということで、18incのホイールにSUVのような厚みのあるタイヤを履いているので、高さも感じました。
フラグシップモデルにふさわしい風格があります。
インテリア
インパネ周り

メータ類は落ち着いた雰囲気。
ステアリングにはたくさんスイッチがありましたが、後述する乗り心地に感動してどれ一つ試すことができませんでした・・・
ピアノブラック調に装飾され、カバーは本革を使用していて、高級感に溢れています。
ナビやエアコン周りにも高級感を感じました。
内装全般


シートは本革シート。ここにも高級感を感じます。
シートの硬さも丁度良く長時間のドライブでも問題なさそうです。(短時間しか乗ってないけど・・・)
シート1つ1つに十分な大きさが確保されていて大人5名乗車となっても、私位の一般的なサイズであれば、窮屈な思いをせずに乗車可能です。
後部座席用のエアコン吹き出し口もあるので、夏でも冬でも快適に過ごせますね。
ラゲッジ

リアゲートの開閉は触るだけで自動ドアです。リアゲートの開度をメモリーできる機能があるので、狭いところに駐車時助かりますね。
広さは十分。トノカバーも取り外し可能なので用途に応じて色々な使い方ができます。

ラゲッジにある蓋を開けるとこの様なサブトランクが装備されています。
ラゲッジに置きたくないもの(濡れたものや、臭うもの?)を収納する際非常に役立ちます。
担当者の方曰く、インテリアに関してはレジャーを想定し、徹底的に考え抜かれた装備が適用されているとのこと。
私レベルに不満な点は見出せませんでした。
走り
まず感じたのは重厚感。
不快な振動というのはありませんし、走り出しから流れに乗るまでの間もスムーズです。
ここはCVTの恩恵でしょう。
ただ他のCVTは加速時にエンジン音が大きく若干不快に感じることがあるのですが、このレガシーはその不快感を全く感じません。
室内に入り込むエンジン音はかなり抑えられていて、聞こえてくるのは心地よいボクサーサウンド。非常に気持ち良く運転できます。
アクセルを少し踏むだけでスーと加速して、合流でちょっと加速したい時も軽く踏めばグッと加速し思い通りのスピードコントロールが可能です。
加速時も不快なエンジン音はなく、余裕の加速が体感できました。
2500cc/175psのエンジンパワーを生かして、ゆったりと運転することが可能です。
高速に乗っても安定した走りができそうです。
燃費は?
カタログ上では『14.6km/L』との記載があります。
2t近い巨体を動かすことを考えれば当然ですね。走行中はパワーを生かしそこまでエンジンをフカさなくても走るので、高速ではカタログ超えの燃費も期待できるかもしれません。
STOP&GOばかりの都心では、10km/Lを切る感じでしょうね。きっと。
唯一の難点、デカさ
今回の試乗コースは幹線道路でしたので、そこまで感じませんでしたが、自宅付近の細い道を想像すると神経をすり減らして運転することが増えそうな予感です。
たまに行くショッピングセンターの狭い駐車場なども気になります。
レガシーは欧米でも人気で、そちらの声を反映させた結果この様な大きさになっていったのだとか・・・欧米は広そうだもんな・・・
まとめ
スタイリング、走りは極上で文句のつけようがない車だと思いました。
ただ我が家のライフスタイルを考慮した実用性で考えると、大きさと燃費が気になるところです。でもどうせ所有するなら、スタイルや走りの気に入った車にしたいしな・・・
余裕あるゆとりの運転をしながら、スバル好きにはたまらないボクサー音(控えめだけど)も感じられ、非常に楽しい車です。
おすすめです。