全豪オープン1回戦、2回戦、錦織選手のサービスゲームは今までにない位安定していますね。
観戦していてとある工夫に気が付きましたので、ご紹介します。
サービスを打つ立ち位置を変化させる!
センターへサービスエースをとった2ショットですが、立ち位置の変化にお気づきでしょうか。
図の様に立ち位置をワイドにとれば、厳しく角度をつけることができ、立ち位置をセンターとってセンターを狙えば最短距離となりサービスエースを狙っていけます。
この立ち位置の変化に加え、アドサイドからのセンターへのスライスサーブのキレが増してエースやサービスウィナーを量産しています。
一発でエースを取れない選手は工夫をしないと勝てない世界なんでしょうね。
マイケル・チャンの指導なのでしょうか。
チャンが色々な立ち位置からサービスを打っている昔の記憶が蘇ってきました。そのうち錦織選手も1インチロングのラケットを使い始めるかもしれませんね。
今も0.25インチ長いんですよね。
3回戦以降も頑張って欲しいです!!
サービスの立ち位置を変える工夫であれば、私達でも取り入れることは可能です。
先日サービスを生かす方法について記事をupしました。
この内容に加え、サービスを打つ位置の変化を掛け合わせたら…
私の頭でわ計算ができないバリエーションが生まれます。
ただし、立ち位置を変更する場合、コースを打ち分けないと、自分の打つコースを宣言しているような状態になってしまうので、注意が必要です。
立ち位置を変更し、コースを打ち分けることで、相手に対し『考えさせる』というプレッシャーを与えることができます。
『考えさせる』ということは『迷いを生じさせる』ということにつながり、リターンにプレッシャーを与えることができます。
ワイドから打つ場合は、最初からオープンコートを作った状態で始めることになりますから、相手がリターンでストレートに打ってきた時に対応できる程度の寄り具合でないと不利に働いてしまいます。自分で対応できる範囲で寄る必要があります。
こういうテニスの『ゲーム性』にフォーカスすることで、『打ち方』にフォーカスしなくなり、良いパフォーマンスが生まれる可能性もあります。
サービスの立ち位置を変更することのメリット
- サービスのバリエーションが増える
- 相手のリターンの的を絞られず優位に立てる可能性が高い
- 駆け引きにフォーカスでき、打ち方という余計な思考をシャットアウトできる(かも)
サービスに威力がなくても工夫次第でという記事となりますが、威力はあればあるに越したことはないですから、良かったら以下の記事も見てみて下さい。
皆さんのサービスゲーム戦略のお役に立てれば幸いです。
私も頑張ります。