注目の若手選手ということで先日特集したシャポバロフ選手。
プレーの特徴のひとつに豪快な片手バックハンドがあります。
あんなに豪快なのに安定感もあるのにはセンス以外にもきっと何かあるはず。
ということで、我々アマチュアプレーヤーにも参考になる(であろう)ポイントをまとめてみたいと思います。
シャポバロフのバックハンド タイプは?
What is it really like being a player on the ATP Tour 👊
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— ATP Tour (@ATP_Tour) 2018年12月28日
片手バックハンドで有名な選手といえば、
- フェデラー
- ワウリンカ
- ガスケ
- ディミトロフ
あたりがあげられます。
それぞれの特徴は、
- フェデラー
コンパクトなスイングでボールを捕らえるタイミングがめちゃ早い
- ワウリンカ
パワーを活かしてボールをしばきまくる
- ガスケ
回転量を自在に操り相手を翻弄
- ディミトロフ
肩の広い稼動域を活かしたパワー型バック。フォームはフェデラーに似ていますが、球質はワウリンカ寄り。
シャポバロフのバックハンドはワウリンカに似たパワー系の球質です。
ワウリンカの方がどっしりとしていてボールが重そうではあります。
シャポバロフの身体がもう少し出来上がってきたら、さらに威力は増すでしょうね。
パワーの秘訣は?
- 大きな捻り(肩越しにボールを見る)
- 重心を落とした下半身のタメ(大きな踏み込み)
片手バックハンドの基本項目と言える内容ですが、なかなかここまで綺麗にできません。
これが爆発力のあるショットの源です。
片手バックに威力が出ないとお悩みの方は要チェックなポイントです。
安定感のポイントは?
私が見ていて感じたのは以下の2つです。
1.振り出す直前まで非利き手で面を作っている
こちらの画像のように降り出すギリギリまで非利き手でラケット面作っています。
テイクバック部分で非利き手からラケットを解放してしまうと、インパクトでラケット面にズレが生じる可能性が高くなってしまいます。
このくらいギリギリまで面が作れていれば安定しそうです。
2.フィニッシュまで手首の角度が保たれている
こちらの画像からもわかる通り、フィニッシュでもインパクト時に近いリストの形です。
インパクトからリストに大きな動きがなければ当然ラケット面は安定しますので、正確なショットが放てるようになると思います。
ディミトロフのフィニッシュとは少し違いますね。
私個人的には、シャポバロフ型フィニッシュの方が安定感が生まれるのではないかと思っています。
まとめ
シャポバロフ選手のバックハンドについて掘り下げてみました。
ラケット面の安定感があって、試合中に魅せる豪快なショットが成り立っているんだと感じました。
「振り出す直前まで非利き腕でラケット面を作る」ことはすぐにできることなので、安定感を生む為、次回の練習から意識をしてみたいと思います。