2017年に入ってからここまで絶好調のフェデラー。2017年4月4日現在19勝1敗、勝率95%と尋常ではない強さを誇っています。
フェデラー同様2017年復調してきたナダルに対し、今までの成績が嘘のような試合展開で3連勝をしています。全豪オープンこそフルセットでしたが、その後のインディアンウェルズ、マイアミとストレートで圧倒しちゃっています。
この変化は、フェデラーのバックに高く弾むナダルのエッグボール処理方法に大きく影響していると分析できます。
負けが続いていた頃は、ナダルの弾むボールに対し、下がってスピンで対抗、若しくはスライスでしのぐことが多かったところを、踏み込んで「攻撃」するように変化しました。
アマチュア片手バックハンダーも高い打点には苦労していることと思います。
当然私もその一人。
ミーハー魂に火がつき、youtubeで見つけた動画を参考に最近の練習で攻撃意識を実践してみています。(試してみるのは自由だし)
実践してみて感じたコツ、効果をレポートしてみたいと思います。
インディアン・ウェルズ4回戦 フェデラーvsナダル 動画
以前に比べフェデラーがバックハンドを打つ位置が明らかに前になっています。
それと、打点が顔くらいの位置となっていて以前よりも少し高くなっています。(以前は胸くらいの高さ)
バックからでもナダルを翻弄し、6-2 6-3で圧倒。
マイアミ 決勝 フェデラーvsナダル 動画
ナダルがこれまでのようにエッグボールをバックに集めていない戦略となっているのがわかります。徹底できる作戦がなくなり、ナダルがどうしたら良いのかわからなくなってしまっているようにも見えます。
一つ武器があるだけでここまで大きく展開が変わるのですね。
片手バックハンドで高い打点から叩く!を実際試してみた!!
私が感じたコツやその他諸々
- 顔より高い打点は全く力が入らず打てない
- 顔の高さであれば力は入る
- スイングは完全横振り(裏拳でぶん殴るイメージ)
- ボールの上がってくるところで打てるように前へ前への姿勢が必要
- 身体ごとぶつかる(ボールに負けないように)
その効果は・・・
私ごときのレベルではエースをとることはできませんでした。
が・・・
スライスで凌いだり、下がってスピンで返球するのに比べ相手のペースを崩すことができました。
具体的には、スライスやスピンでクロスに返球するとフォアに回り込まれてさらに打ち込まれて防戦一方となることが多かったのですが、前で高いところで捉えることで、相手にもバックで打たすことができ、展開をイーブン寄りに戻すことができたことです。
初めて参加させていただいたテニスオフの主催者からは「バックハンドお上手ですね」なんていう20年間言われたことがないお世辞を賜ることができました。
エースが取れなくても、相手にバックが強いと思わせることができたり、回り込まれなくなったりといくつかの効果を実感できました。
まとめ
今や常識となった、打点に顔を残す打ち方はフェデラーが現れてから頻繁に謳われるようになりました。(私の記憶では)
もしかするとこの片手バックの高い打点処理方法も、今後スタンダード(常識)となっていくのかなとか勝手に想像しています。
”ボールの上がりっ鼻を顔の高さで横殴り”を意識して今後練習し身につけられればと思います。