「バックハンドスライスを糸が引く様な弾道で打ちたい!」
という願望は私を含めたくさんの方が持っていると思います。
私が個人的に意識しているコツがあり、直線的なボールに対しては浮かさずに打てるようになりましたが、高い打点(ムーンボール気味のボール)に対して浮かさずに抑えこむことに苦手意識がありました。
そんな中、ぼーっと見ていたYoutubeでこの苦手意識を払拭してくれそうな、これまでスライスに対して持っていた「固定観念」をぶち壊してくれる神動画を発見。
動画のレッスンで語られていたコツを実践してみたところ、高めのボールでも浮かさずに押さえ込むようなスライスが安定して打てるようになってきました。
どのようなコツでどんな内部意識なのかについてまとめてみたいと思います。
スライスに対するこれまでの固定観念
![](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_3544-e1549978866897-1024x990.jpg)
画像のように、メイン(縦)ストリングでボールの下を通してアンダースピンをかけるというイメージを持っていました。
スライスが浮く原因として、「面が上を向く」ということが上げられます。
何故上を向いてしまうかというと、「打点が前」になってしまうからで、メインストリングで回転をかけようとするとこのようなことが起こりやすくなってしまいます。
スライスの打点について詳細はこちらにまとめていますので、興味があったら読んでみて下さい。
浮かないスライスを打つポイント
ずばり、「クロスストリングでアンダースピンをかける」です。
![](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_3545-e1549979489632-920x1024.jpg)
ちょっと試してみればお分かりになると思いますが、この意識を持つと打点が前にできなくなります。
前にするとメインストリングで回転をかけることになってしまうので。
結果としてボールをしっかりひきつけることができ、面が上を向くことを防止できます。
感覚を掴む練習方法
簡単なボールつきで感覚が養えます。
一般的にボールつきで回転をかけようとすると、メインストリングを使って回転をかけますよね?
これをクロスストリングで回転をかけるように腕を動かします。
![](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_3548-767x1024.jpg)
メインストリングで回転をかけるイメージ
![](https://improving-tennis.com/wp-content/uploads/2019/02/IMG_3548のコピー-767x1024.jpg)
クロスストリングで回転をかけるイメージ
リストは固定したまま肩甲骨を引く(若しくは肘を引く)感じです。
実践した効果
まず、高めの球に対するスライスの質が大きく向上しました。
ふわっと浮くことなく、直線的な良いボールが飛ぶように変わりました。
厚いグリップのフォアハンドでバック側にスピンボールを打ってくる相手に対して効果的な返球が期待できます。
厚いグリップのフォアハンドは、低い弾まないボールを擦り上げるのが難しいのでミスを誘うことができるかもしれません。
もちろん直線的な球に対しても効果を感じました。
これまで直線的な球に対しては、「サイドスピン」をかける内部意識で浮かないスライスを打っていましたが、クロスストリングで回転をかける振り方をした結果、
サイドスピンをかけるような振りになることも体感できました。
レッスン動画はこちら
テニスYouTuberとして有名な「ゴンちゃん」のレッスン動画でした。
ためになる動画をありがとうございます!
まとめ
偶然発見した動画でスライスの質を高めることができた気がします。
スライスが浮いてしまうという方は一度「クロスストリング」で回転をかける意識を試してみて下さい。
挑戦してみる価値はあると思いますよ。