片手バックハンダーは、試合中基本的にバックハンドを狙われます。
相手が片手バックなら私も間違いなく狙います。
で、実際最も苦しいのが、高い打点で打たなければならないバックです。
力は入りにくいわ、苦しいわで、もう最悪です・・・
私も散々狙われて辛く・苦い思いをしてきました。
今も辛いは辛いんですが、高い打点に対する対応を工夫したところ、防戦一方な展開を打破できるようになってきました。
本記事では、
- 工夫の気づきになった「ヒント」
- どのようなパターンを加えたのか
についてまとめてみたいと思います。
バックハンドの高いボールに対するこれまでの処理方法
工夫前は、
- しっかり下がってスピンを効かせてムーンボールで返す
- スライスで凌ぐ
という対応しかできていませんでした。
この方法は、自分よりストローク力が劣る相手にはギリギリ通用していた(守りきれた)のですが、ストローク力のある相手(バックにスピンの効いた重いボールを打ってくるような人)には通用せずにいて困ってしまっていました。
高いボールに対する工夫
ヒントをくれたのはこちらの動画です。
そうです、「ライジング」です。
動画のようなすごいボールが打てなくても、
- 打ちやすい高さで打てる
- 後ろへ下がることによる体力消耗を防げる
- ラリーテンポを早められる
といったメリットがあります。
「タイミングが難しい」という点もありますが、これまでの防戦一方な展開が変えられそうな予感です。
実際やってみた
この日練習して頂いた方は、ストロークが非常に強く上述のような感じで打ち負けちゃう相手(トータル3勝50敗くらいかな)です。
相手にとって不足はありませんw
この方でバックハンドで新たな工夫を実践してみました。
いつも通りスピンの効いた球をバックの深いところへ打ってきます。
そのボールに対して下がらずに打ち返すことで、次の球で決められることがなくなりました。
ボールは深く返せることにこしたことはないですが、少し浅くなってしまっても、次の球も十分対応できるものでした。
おそらく・・・
- 返すタイミングが早いので、相手がじっくり構える前に返すことができる
- 下がらないのでオープンコートが小さくなる
という理由で一気に劣勢になることがないのだと思います。
このライジングディフェンスと合わせて、フォアハンドもライジングトップ打ちを意識したところ、上手く噛み合ってしまい、負けまくっていた相手に6-3,7-5という結果もついてきました。
片手バックハンド ディフェンシブ・ライジングのコツ
- ボールの落下点を予測し、迎えにいく(その場で待たない)
- 超コンパクトスイング(なんなら当てるだけ位の気持ちで)
私は上記項目を意識し、とりあえずライジングで返す!ということを目標にプレーし、効果を感じました。
まとめ
ライジングというと、クルム伊達公子選手やアガシ、錦織選手のように攻撃的なイメージが強く、攻撃用ショットと思っていましたが、守備でも非常に効果を発揮する技術だということが確認できました。
強い相手にも勝てたし、しばらく意識してチャレンジしていこうと思います。