テニスの試合で、
「緊張してフォアハンドが振りきれずアウトを量産してしまい負けた」
とか、
「身体がカタくなり、サービスに回転が掛からずダブルフォルトを量産して負けた」・・・
とか、試合になるといつも通り打てないという悩みは誰しも抱いたことがあると思います。
私もずっと悩んでいました。
自分はメンタルが弱いからそうなるんだ、試合では自分からミスをしないよう強く意識しよう!と目標をたて回転過多のちょりちょりスピンでつなぎまくってみたりしましたが、最終的にビビって振りきれなくなり、負けた時の反省は決まってメンタルが弱いという抽象的な理由に逃げていました。
試合中振りきれないというのはメンタルの問題ではなく、普段の練習が試合を意識していない為に起こる試合スキル不足であると断言できます!
試合スキルを向上させ、試合中にいつも通りのプレーができるようになる方法をご紹介します。
Newボール慣れしていますか?
学校の部活やスクールでの練習がメインで、普段は空気の抜けたボールで練習、ポイント練習も空気の抜けたボールで行っていて、いざ試合はNewボール!という状態の人いませんか?
この状態では練習通りに振ったら間違いなく入りません。
空気の抜けたボールとは飛びが全く違いますから。
これはメンタルのせいでもなんでもなく、Newボールを打つという経験が足りないだけです。
比較的廉価な『DUNLOP STジェームス』や『BRIDGESTONE ツアープロ』で十分なので、せめてポイント練はNEWボールで行うことをおすすめします。
DUNLOP STジェームス
ダンロップ 硬式テニスボール セントジェームス 4個入×30ボトルセット STJAMESI4CS60試合球に最適です
BRIDGESTONE ツアープロ
試合中の球質と練習中の球質は同一ですか?
練習中はフラット系ハードヒッターだけど、試合になるとスピンでつなぎます!!状態ではありませんか?
ちょっと極端な例ですが、私は割とこれに当てはまっていて試合で苦しみました。
練習やちょっとしたポイント練習ではハードヒットをするけど、試合中はミスが怖くてスピンをかけるのですが、回転過多の推進力がない浅い球となってしまい、攻め込まれて負ける流れ…
コレも試合中のつなぎ球を打つスキルがなかっただけで、メンタルのせいではありません。
普段からコースを打ち分ける練習をしていますか?
練習だと、ストレートラリー、クロスラリー、ボレスト…と一定の方向に打つ練習が多いと思います。
このような練習しかしていないのに、試合で急にいろんなコースに打ち分けるというのはハードルが高くなってしまいます。
しっかりとコースを打ち分けるには以下の動画のような8の字ラリーが効きます。
クロスに打つ時と、ストレートへ打つ時ではフットワークも異なりますので、練習中にそこにも意識が持っていけると試合中の安定感が増すと思います。
勝ちを意識した試合練習を必ず行う
試合練習では課題となる技術を試す場となることが多いですが、本番の試合をイメージした、勝ちを意識した練習も必ず行ってください。
勝ちを意識した時、つい一発の博打にでる癖のある人や逆に守備的になりすぎてしまう人とそれぞれの癖が顔を出します。
試合練習で自分の癖を把握できれば、公式戦で悪い癖は抑止することが可能になり、落ち着いてプレーすることができるようになります。
その落ち着きが、いつも通り振り抜くということにつながります。
まとめ
メンタルが弱いというのは都合の良い言い訳です。
それに甘んじていると強くなれないと思うので、もっと突き詰めて負けた理由を考えるべきだと思います。
ひとつひとつ潰していければ自信がつき、公式戦独特の緊張感でつぶされるような感覚はなくなり、緊張感のなか自分のプレーができるようになってくると思います。
もっと強くなれるよう、お互い頑張りましょう!