テニスの実力が自分と互角かそれ以上の相手との試合で、相手にどんどん攻められてしまい防戦一方で終わってしまったという経験はありませんか?
たま〜に途中で相手が勝手に崩れ始めて守っているだけで勝てることもありますが、非常に確率が低いことに加え、相手の調子に左右される試合展開なので運要素が濃くなってしまいます。
試合で安定した成績を残すには、自分から仕掛けてポイントを取る(相手のミスを誘う)ことが大事だと考えています。
先日のマッチ練(シングルス)、防戦一方でボコボコにされている中、半分開き直りもあってマインドを変えてプレーをしたところ・・・、
かなり競る展開へ流れを変えることができました。
どのようにマインドを変えたのか、試合の流れと合わせてまとめてみたいと思います。
試合の心構え
マッチ練でも公式戦でも変わらず、
- ストロークはつまらないミスをせず繋ぐ
- 積極的にボレーへ
をベースに相手の特徴を見ながら組み立てを行っています。
1stセット
私のサービスゲームからスタート。
リターンミスやサーブ&ボレーでのポイントがあり1-0。
次の相手のサービスゲームでは長めのストローク戦となりますが、ほとんど相手が主導権をとっている感じで私は必死に返しているだけ・・
1-1となり、次のサービスゲーム。
相手がリターン位置を下げて対応してきました。
「あっ下がったな」
というのは感じられたので、角度をつけてオープンコートを作ろう作戦に。
良い作戦!?かと思っていましたが、相手が上手で角度をつけたボールに対してフンワリと深いところに返球してきます。
そこからストローク戦に持っていかれて主導権を奪われてしまい、ブレーク。
冒頭に書いたように、ここから自分で主導権が握れずボコボコにされてしまい、
結果1-6・・・
ほとんどが先に振られたり、差し込まれて返すだけのテニスになってしまっていました。
2ndセット
同じ感じですぐに0-2・・
このままじゃ駄目だと思って(遅すぎ・・?)心構えを以下に変更。
- ストロークはもうミスってもいいから強気に打つ!
- 積極的にボレーへ
相手が展開してきた球に対し、ミスらず返すという「守備的なマインド」しか無かったので、スライスやコンチに持ち替えてフワッと返すだけ。
それでボールが浅くなりどんどん窮地に追い込まれるという流れを断ち切るべく、
「守備でも攻める気持ち」
を持つことにしました。
これはただバカ打ちするということではなく、攻められた時に凌ぎのショットで逃げずに一歩多く動いて踏ん張って打ち返すというニュアンスです。
すると・・・
自分が主導権をとれるポイントが現れ始めました。
攻める気持ちを持って打つことで、これまであまり無かった相手の浅いボールが増えました。
それからはボコボコにやられることは無く、競った展開でぎりぎり7-6(3)でセットを取ることができました。
マインド次第でプレーは変わる
「攻める気持ちを持って打つことで、相手の浅いボールが増えた」
と先ほど書きましたが、もしかしたら試合序盤のような守備的マインドだったら気がつかない部分かもしれません。
「攻める気持ち」に切り替えたから、「浅いぞ!攻められる」という風に判断でき、結果主導権を握ることができたと感じています。
同じボールに対してもその時のマインド次第でプレーが大きく変わるということに気がつけた良い練習でした!
まとめ
格上選手との試合などで守備的になってしまい一方的にやられてしまうことが多い方は、是非「攻めの気持ち」をもってプレーしてみて下さい。
今回の私のようにひっくり返せるかもしれませんよ。(ワンセットマッチならやられてるけど・・)
最近守備的マインドでのゲームが多かった気がするので、これを機に最初から「攻め」を念頭においてプレーしていこうと思います。