本日はダブルスの試合練習。市民大会上位のツワモノペアに練習して頂きました。
最近練習しているサービスやストロークが通用するか試そうと張り切って試合にのぞみましたが、相手の早い展開に翻弄され、こちらのペースで構えて打つことができず、ぼこぼこにされてしまいました。
1stセットは2-6…
相手のサービスゲームで3ポイント位しか取れなかったような。
2ndセットも相手ペースのまま、自分たちのサービスをなんとかキープして1-2。ここでふと思いつきリターンゲームの陣形(フォーメーション)を変えてみました。
なんとこれだけで、ガラッと流れが変わったのです!
変更後のフォーメーション
俗に言うツーバック、後ろ平行陣?です!
特に難しい技術が必要な陣形というわけではありませんので、誰でもできる陣形です。
ですが、効果は抜群でした。(この試合に於いては)
フォーメーション変更後の結果
2ndセット1-2から怒涛の5ゲーム連取で、6-2
3rdセットもこちらの流れが続き、6-0
今まで何度も練習してもらっている相手ですが、ここまで私たちの流れに持ってこれたことはありませんでした。
フォーメションを変えたことが影響しているのは間違いありません。
フォーメーション変更前後の展開の違い
変更前
- リターンが前衛に捕まり、サーバー側前衛の足元に決められ失点
- リターンで前衛に捕まらないようコースを狙ったり、強打をしてミス
- 相手ファーストボレーに差し込まれ、浮いたボールが相手前衛に捕まりthe end.
- リターンでロブを上げるも、下がり中の前衛側にスマッシュを打たれ取りきれず失点
変更後
- リターンが前衛に捕まっても拾えるので、ラリーが展開できポイントがとれるようになった
- 相手前衛のプレッシャーが緩和してリターンが落ち着いて打てるようになり、ミスが減った
- リターンロブが多少甘くても最初から後ろにいるので、粘ることができるようになった
- ラリーが続くようになり相手のミスが増えた
変更後最後の項目、フォーメーション変更後、相手のミスを誘えたというのが一番大きいですね。
自分たちの感覚の変化
前衛に捕まってもカバーができるという安心感から、リターンをとりあえず返すことが可能になり、コースをつかないといけないという重圧から解放され、のびのびプレーができるようになりました。
リターンゲームもブレークできるぞという自信も湧いてきて、サービスゲームを積極的(守りに入らない)に展開できたのも流れを引き寄せる要因になったと思います。
相手はどう感じていたか
試合後会話をして、以下のことを言っていました。
- 狙い場所(前衛足元)がなくなり、決めるべきショットでミスしてしまった
- スマッシュのコースを狙い過ぎた
- 展開が遅くなりやりにくくなった
狙いどころがなくなりやりにくくなった模様です。
プレッシャーを与えなくてはならない前衛が、私たちの場合ただのマトになっていたみたいです(涙)
まとめ
今回はたまたまハマったツーバックですが、全ての相手に通用するはずはありません。
ゆるいストローク戦を好む相手には前でプレッシャーを与えられないとドロドロの試合になるのは目に見えてます。
例えば、リターンが調子悪い日にペアと相談して、そちら側だけツーバック体制にするという作戦もありだと思います。
今回有効さは体験できたので、後は試合にうまく組み込んで、崩れにくいダブルスを構築していきたいな。
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