現在ヘッドラケットの主要モデルは、
- プレステージシリーズ
- ラジカルシリーズ
- スピードシリーズ
- エクストリームシリーズ
- インスティンクトシリーズ
- グラビティシリーズ
が挙げられます。
特徴別に大別すると、
- プレステージ
- グラビティ
- ラジカル
- スピード
- エクストリーム
- インスティンクト
に分類することができます。
本記事ではこの中のオールラウンド(どこかに秀でた特徴はないが全般的に打ちやすい)モデルである、
- ラジカル
- スピード
をピンポイントで比較し、それぞれの違いについてまとめてみたいと思います。
この2機種で悩む方は結構多いと思うので、1つの参考情報として読んでみて下さい。
スペックを確認
本記事はそれぞれの「S」モデルを打った印象から違いを語っています。
まずは両者のスペックから確認してみると、
G360ラジカルS | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
280g | 102平方inc | 27inc | 22-25-23mm | 16×19 | 320mm |
G360+ SPEED S | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
285g | 100平方inc | 27inc | 25mm | 16×19 | 320mm |
重量やフェースサイズ、フレーム厚に若干違いがあります。
打球感を比較
打球感には結構大きな違いがありました。
バネのような弾力のある打球感の「スピード」に対し、「ラジカル」は硬派。
硬めの打球感が好きという方はラジカルの方が合うと思います。
逆に柔らかめが好みであればスピードをおすすめします。
柔らかめといってもあくまで2機種を比較した結果の表現です。
どちらのラケットも硬めのフレームなので、しっかり感は強いです。
操作性を比較
こちらは甲乙つけ難い難問です・・
どちらの操作性も良く、気になる点は全くありませんでした。
強いていうならば、25mm均一のスピードよりも最薄22mmのラジカルのほうが若干振りやすかったような気もします。
飛び(反発)を比較
打球感であげた「バネ」のような感触のあるスピードの方がパワーのあるボールを打つことができました。
フレーム厚の影響もあるかと思います。
コントロールという点ではラジカルに軍配があがります。
私の場合、ストロークに関してはスピードの飛びが好みでしたが、ボレーで飛びすぎてしまい、アジャストにちょっと苦労しました。
ラジカルはボールの威力という点でちょっと物足りなさはあるものの、ボレーは最初から狙ったところに落とせる感じでコントロール性の高さが印象に残っています。
回転性を比較
ストリングパターン(本数)は同じですが、目の粗さが若干違っていて、少し目が粗くなっているスピードの方が引っ掛かりを強く感じました。
反発の高さとこの引っ掛かりで、回転と推進力が両立した質の良いストロークを打つことができました。
フラット系のボールが持ち球で武器!という方はラジカルの方が表現しやすいと思います。
個別インプレと評価チャート
以下にそれぞれの詳細インプレを貼っておきますので、興味があったら読んでみて下さい。
ラケット評価チャートはこちらです。
まとめ
以上、スピードとラジカルの違いでした。
どちらもオールラウンドに扱いやすいのですが、あえて比較するなら、
- パワー・回転 → 「スピード」
- コントロール → 「ラジカル」
ということができると思います。
「スピードとラジカルどっちにしよー??」
と頭を抱えている方のヒントになれば幸いです。
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スピード ラジカル 比較 Q&A
- スピードとラジカル、打球感はどう違う?
スピードは「バネ」のような打球感で柔らかさを感じることができました。ラジカルの方が硬質さがあります。(違いの詳細はこちらの記事をご確認ください。)
- スピードとラジカル、操作性はどう違う?
どちらの操作性も悪くはありませんが、最薄部の細いラジカルの方が若干扱いやすい印象がありました。(違いの詳細はこちらの記事をご覧下さい。)
- スピードとラジカル、反発性(飛び)はどう違う?
スピードの方が反発性の強さを感じます。ラジカルの飛びは抑え気味になっているので、コントロール性、ショットの威力、どちらを優先するかが選択のポイントになります。(違いの詳細はこちらの記事をご覧下さい。)