ティエム使用ストリングということで、発売開始前から注目を集めていた、バボラ の「RPMパワー」
前評判では、
- 柔らかめの打球感
- 強めの反発
というのが特徴のようです。
実際に張って打つことができたので、
- 前評判通りなのか?
- 他のバボラガットとはどう違うのか?
という観点を含め、インプレをまとめていこうと思います。
RPMパワーの特徴
公式サイトでは、
ポリエステル素材で優れたスピン性能を確保しながら最大限のパワーアップを実現しました。
特殊なコーティング処理により、弾けるような打球感が心地よいストリングです。
というように書かれていて、ポリの中では「反発が良くてパワーがある」ストリングということが想像できます。
多角形状ではなく、丸型です。
特徴の詳細についてはこちらの記事で特集していますので、興味があったら確認してみて下さい。
張り上がりとテンション
濃い目のストリングなので、どのラケットにも(見た目的に)違和感なく合わせられそうです。
テンションは若干緩めに「40ポンド」です。
ストローク
ショートラリー1球目から、「あっ、柔らかいぞ」と感じられる打球感です。
色合いや、ティエム使用ということで「硬いんだろうなぁ」と想像していましたが、良い方向に裏切られた感じ。
ショートラリーのように薄めに当てて回転をかけるようなショットでは、ラケットへの接触時間が長く感じられ、持ち上げ易かったですね。
距離を伸ばし、強い当たり(厚い当たり)をすると、今度は「しっかり感」が顔を出します。
このしっかり感というのは、ストリングにボールが乗りすぎず、イメージ通り打ち出してくれるということを指しています。
厚く当てた時はマイルドながらも「硬さ」が現れます。
この硬さのおかげでハードヒット時のコントロール性も良さげでした。
回転性はポリらしい引っかかりは感じられるものの、一般的なポリと同じくらい。
プロハリケーンツアーやブラストのような多角形状のストリングの方が「噛む」感触があり、回転が掛けやすいように思います。
ボレー
ポリの中ではボレーがしやすいストリングだと思います。
緩めに張ったということもあるのかもしれませんが、
- ボールの乗りが強く感じられ、
- 柔らかさがありながら、
- 吹っ飛ばない程度の反発。
と私がボレーに対して求める要素が整っています。
少しセンターを外しても衝撃が少なく、それなりにコントロールできたのも高評価でした。
前評判通りの「柔らかい打球感」を有しているストリングです。
「RPMチーム」も反発が良くボレーを打ち易いと思っていましたが、「RPMパワー」の方が打球感が重厚で抑えが効き、コントロールし易かったですね。
サービス
「反発」「回転」「打球感」どれも良い感じなのですが、ずば抜けた特徴を感じることができず、普通に打ちやすいという感じ・・
ただ、ストロークの時に感じた「しっかり感」がサービスでは弱い印象でした。
私のスイングスピードではストリングの特性が出し切れていない可能性があります。
ストロークは向かってくるボールの勢いもあり、強いインパクトができていて、反発性を感じることができていたのかもしれません。
フィジカルの強い方が使うとサービスでも「爽快な反発性」を引き出せるのかもしれません。
RPMパワー評価
まとめ
以上、「RPMパワー」の使用感でした。
「打球感の柔らかさ」が大きな特徴のストリングだと思います。
性能を存分に発揮するにはフィジカルの強さも求められる感じで、
「とっつき易いけど、奥深い」
そんな印象を受けました。
ノッチも少なめで持ちは良さそうです。
興味があったら試してみて下さい。