最近のヘッドラケットは、ほとんどのシリーズに「S」という名前で「MP」に比べ、
- ちょっと軽い(重量)
- ちょっと厚い(フレーム厚)
- バランスはほぼ同じ
という絶妙なスペックのラケットがラインナップされています。
先日「グラフィン360+スピードS」を試し、
- 操作性
- パワー
- 回転性
のバランスが良く、かなり気に入りました。
極端に軽く、トップヘビーでないところがミソです。
ここでラケオタの本能が騒ぎ出し、
「ヘッドの定番ラケット、ラジカルのSはどうなんだろう?」
とワクワクが我慢できなくなり、実機で試してみました。
感触を忘れないうちに、ショット別の感想をまとめてみたいと思います。
G360 ラジカルS スペック
G360ラジカルS スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
280g | 102平方inc | 27inc | 22-25-23mm | 16×19 | 320mm |
アベレージモデルの「MP」に比べ、フェースがちょい大きく、フレームがちょい厚、軽量というスペックになっています。
ファーストインプレッション
MPと比べると乾いた打球感で弾きが強く感じます。
これまで打ってきた「軽量モデルラケット」の中では打球感は硬め・・というかラジカルそのものです。
最大フレーム厚は25mmと厚めですが、過度な飛びはなく、コントロール性が高そうな印象。
ストローク
25mmほど厚さがあると振り抜きがイマイチかな・・と予想していましたが、重量の軽さが効いているのか全く気になりませんでした。
打球感はやはり乾いている印象で、
- 反発性(ボールの乗り)
- 回転性(引っ掛かり)
のバランスが良く、良い意味で癖の無さを感じました。
面安定性の高さと操作性の良さから、
「相手の深いショットで差し込まれた時に、面だけ作って返球するというような処理」
の安定感が印象に残りました。
自分から攻めていくシーンでは、フラットドライブ系で「前」に振っていくナチュラルなスイングでパワー(スピード)あるショットを打つことができます。
ボレー
- 操作性の高さ
- 抑えめの飛び
- 面安定性の高さ
があり、最初から違和感なく打つことができました。
面安定性の恩恵はストローク同様に感じることができます。
具体的には、面を合わせるだけのハーフボレーで、狙ったコースにしっかり返ってくれたところに魅力を感じました。
ダブルスでボレーボレー合戦になった時なんかに活躍してくれそうな予感です。
サービス
いい意味で癖が無く、インプレが難しい・・
- めちゃめちゃパワーがある!
- めちゃめちゃ回転がかかる!!
というような書きやすい特徴がないんです。。
「自分が打ちたい球種が卒なく打てる!」
というのが特徴で、特別な「アシスト」や「妨害」する要素がありません。
- 反発
- 回転
のバランスが非常に高く、打ちにくい!という感想がでにくいラケットだと思います。
ラケット評価チャート
ラジカル ラケットフィーリングインタビュー
ラジカルシリーズを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
MPの打球感を乾いた感じにして振りやすくしたモデル
自分の技術を補正してくれる要素は少なく、自分の表現したいことが素直に出せる。
という特徴のあるラケットです。
ラジカルの打球感が好きで、より良い操作性を求める方にハマる一本だと思います。
興味があったら試してみて下さい。