2018年怪我から復帰し目覚しい活躍をしてくれた錦織選手。
From @ATPChallenger events to the #NittoATPFinals, it’s been quite the 2️⃣0️⃣1️⃣8️⃣ for @keinishikori 💪🏼
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— ATP World Tour (@ATPWorldTour) 2018年11月13日
錦織選手モデルラケットといえば「バーン(BURN)」シリーズですが、2019年からは「ULTRA TOUR」シリーズを使うことになるようです。
ULTRAといえば、「ダブルス専用黄金スペック」というキャッチで登場した黄金スペックラケットです。
バーンとは全くコンセプトが異なるラケットなので、
と思って調べたところ、
ラケットスペックはバーンのまま、ULTRAに装備していた「クラッシュゾーン」を合体させた全く新しいラケット
ということだそうです。
本記事では、新ラケットに対する錦織選手の要望や、発表されているラケットスペックについてまとめます。
錦織選手の新ラケットに対する要望
詳細な内容は動画の中で説明してくれていますが、超簡単にまとめるとこんな感じ。
- ラケットにもっとパワーが欲しい
- 扱いやすい95incは変えたくない
フェデラーは90incから97incへとフェース面積を変更し、それが奏功し現在でも活躍をしていますが、錦織選手の場合、フェース面積の変更はしたくなかったそうです。
開発者泣かせなこの要望をかなえる為に考え付いた結果が、現行ULTRAに装備されている「クラッシュゾーン」をバーンにくっつけるというもの。
クラッシュゾーンとは?
現行のULTRAに搭載されているグロメットです。
特徴は、
- ボールが当たるとグロメットが潰れて戻る動きをする(画像参照)
- その動きがストリングの撓みを発生させる
- 撓みがボールとストリングの接触時間を向上させる
- 接触時間の向上がコントロール性を撓みがパワーを生む
- 結果、コントロールとパワーを両立させる
というものです。
スペックを変えずにラケットのパワーを向上させるには最高の機能ですね。
ULTRA TOUR 95CVのスペック
スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
309g | 95平方inc | 27.25inc | 22mm | 16×20 | 325mm |
現行バーン95CVと全く同一スペックです。
違いは唯一クラッシュゾーンの有無のみ。
クラッシュゾーンは「ULTRA」の技術らしいのでバーンを引き継ぐのではなく、「ULTRA TOUR」として新シリーズを発表するそうです。
既存のULTRAはどうなるの?
既存のULTRAシリーズにもモンフィスなんかが使っている「ULTRA97tour」がありますので、ちょっとややこしいですね。
🇫🇷 @Gael_Monfils advances!
For the third straight year, there will be a French finalist in Antwerp.
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— ATP World Tour (@ATPWorldTour) 2018年10月20日
今後どう変遷していくか気になります。
まとめ
🇯🇵錦織 復帰の今季「充実した1年」 来季は「さらに上を狙う」https://t.co/LWNvfcN1PN pic.twitter.com/33S05hACme
— tennis365.net テニス365 (@tennis365) 2018年11月22日
2019年から錦織選手使用(予定)モデルの情報のまとめでした。
バーン95CVは私にとって「硬くて飛ばない」超難しいモデルだったので、今回「クラッシュゾーン」が装備されたことでどのように変わるのか非常に楽しみです。
ニューラケットを実際打つことができたら感想を記事にしたいと思います。
追記
新作を打つことができました!
がっつり打ち込んだ感想をこちらにまとめました。
どういうこと?