2017年秋にYONEXが発表した新型EZONEを試打しました。
今回のモデルチェンジで「5代目」になるEZONE。
EZONE → EZONE XI → EZONE AI → EZONE DR
と進化をしてきましたが、ここで初代のネーミングに戻りました。なにがあったのか若干気になりますね。
今作で最も強く感じたのは、『クリアな打球感』です。
新たな技術「マイクロオフセットレイアウト」によりストリングのブレが抑えられ、振動の少ないクリアな打球感が実現されているのだと思います。非常に気持ちの良い打球感でした。
各ショットを試しましたので、それぞれの感想を記事にします。
デザイン
YONEX最大の特徴であるISOMETRIC形状が強調されていて、四角い!と感じると思います。
この形状によって広いスイートスポットを実現しています。
また新種類のカーボンを配合し、ラケットトップ部で打った時の反発力を強化している模様。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 24-26-22mm | 16×19 | 320mm |
数字だけ見ると黄金スペックですが、四角さのせいかでかく感じます。
また、スロートがアエロ形状であることも大きく見せているのかもしれませんね。
ファーストインプレション
- 振動がない!
- 打球感がクリア!!
ウォーミングアップでまず感じた感触です。
冒頭でご紹介した「マイクロオフセットレイアウト」以外にもグリップ部分にも新素材のGELを配合しているそうで、衝撃をカットすることにかなり力を注いでいるラケットであると思います。
最近のYONEXラケットは全般的に振動が少ないように感じていましたが、今作は群を抜いて振動がない印象です。
ストローク
楽です。
広いスイートスポットの恩恵か、差し込まれたような時でも当てれば相手コートに返ってくれます。しかも嫌な振動なく。
回転はよくかかり、しっかり落ちてくれますのでしっかり振っていけます。
ただ、しっかり構えてジャストミートした時の食い込みはもうちょっと欲しい気がしました。
一瞬の食いつきは感じるのですが、反発が良いので潰しきる前に飛んでいてしまう感じ。
張ってあったのが、YONEXのナイロンストリングだったので、ポリにすればもうちょい食いつくかもしれませんね。
ボレー
これも楽!
ボレーに関しては反発性の強さがちょうどよく感じました。
ストロークでも感じた一瞬の食いつきが安心につながり、コントロールがしやすい。
広いスイートスポットなので、ボレーが上手くなったような気がする(錯覚)ラケットです。
飛びも良いですから、ダブルス主体のボレーヤーに好まれそうです。
振動も少なく身体に優しいので、女性にも扱いやすいと思います。
サービス
スライスサービスのキレが自分の中で好感触。
デュースサイドからのワイドに切れる(私は右利き)サービスでは、かなり外側へ追い出すことができ、サービスから優位に展開ができました。
アドサイドからセンターへのスライスサービスでは、初めて(?)センターよりも左側(こちらから見て)へ逃げるようなサーブが放てました。
スピンに関しても自分の想定通りの弾道で打てて良い感触だったのですが、想定以上のスライスのキレが印象に残りすぎて・・・
キレキレスライスサービスが打てると思うので、是非お試し下さい!
試打動画
EZONE ラケットフィーリングインタビュー
EZONEシリーズを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのようなフィーリングなのでしょうか!?
まとめ
wilsonからダブルス専用黄金スペックラケットという宣伝文句のラケットが発売されていますが、YONEX版ダブルス専用黄金スペックラケットと言えるのではないでしょうか。
サービス良し、ボレー良しで試合でも扱いやすいラケットであると思います。
ストローク主体の方は、98の方が向いている気がします。
私でも潰しきれないように感じたので、きっと豪腕系ストローカーには飛びすぎる気がします。
興味があったら是非試して見て下さい。
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2020年に登場した、進化版EZONEのインプレです。