2021年テクニファイバー に加わる新たなラインナップ「TF-X1」シリーズ。
「#テクニの革新」
というキャッチが示す通り、これまでのテクニファイバー にはない、新たな技術やコンセプトが詰まった、革新的なラケットです。
#テクニの革新 、それがTF-X1
詳しくは>https://t.co/Z2oXc2CSUB #fightsmart #tecnifibre #テクニファイバー #Tennis #テニス pic.twitter.com/THa5u9gxic
— Tecnifibre Japan (@TecnifibreJapan) July 21, 2021
発売は8月初旬予定ですが、今回は幸運にもテスターとして事前にラケットを試すことができました。
いざ、実食#テクニの革新 pic.twitter.com/jj3wUgp6tT
— ryomei (@MtRyomei) July 21, 2021
暑い中、がっつり打ってまいりましたので、感想をまとめてみたいと思います。
「TF-X1」の特徴は?
新しいテクノロジーとして次の3つが搭載されています。
- Frame Ergonomy
- Isoflex Tecnology
- X-Damp
従来のフレーム形状よりも「丸み」を持たせ「剛性」をあげることで反発性(パワー)を追求した「Frame Ergonomy」
部分的にフレームの柔らかさを変え、ストリングの動きを最適に調整した「Isoflex Technology」
振動止めではカットできない低周波振動をカットするため、グリップエンドに埋め込まれた「X-Damp」
これらのテクノロジーでテクニファイバー ラインナップで最もパワーを重視したシリーズとなっています。
ラケットコンセプトや特徴の詳細はこちらで整理しています。
興味があったらどうぞ。
TF-X1 285のスペック
今回モニターするのは「TF-X1 285」です。
「TF-X1」3シリーズの中で真ん中の位置付けとなります。
スペックは以下の通り。
TF-X1 285 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
285g | 100平方inc | 27inc | 23-25-24mm | 16×19 | 330mm |
軽量中厚でニーズが高そうなスペックです。
ファーストインプレッション
ショートラリーをして、スピンのかけやすさが直ぐに実感できました。
丸い形状の影響で、スイートスポットが少し横に広いのでしょうか。
引っ掛かりが良く、イメージ通りの場所にコントロールできました。
軽量モデルということもあり、操作性は抜群。
もう一つ、グリップが少し扁平気味?(バボラが丸いという噂もある)に感じ、面感覚がつかみやすく感じました。
ストローク
「パワーモデル」と聞くと、特に男性は「飛びすぎるんじゃ・・」という懸念を持つ方がいらっしゃると思います。
ご安心ください。
ぶっ飛ばないパワーモデルです。
かなりしっかりしたフレームで、面の安定感が高く、面ブレのなさと同時にしなりも弱い印象でした。
でも手に伝わる打球感はソフトで、ストリングの「撓み感」「引っかかり感」が素直に感じられます。
この角のない心地よい打球感はグリップエンドの「X-DAMP」の恩恵でしょう。
フェースの上部がこのラケットのもっとも「美味しい」部分で、
- ストリングへの乗り
- ストリングへの引っ掛かり
- 適度な反発
の三拍子が揃って、回転と推進力のバランスが取れた質の高いショットを打つことができます。
気になったことも1点。
それは、根元に当ててしまった時のアシスト力(ごまかし)が低いという点。
僕はフェース全体を満遍なく使うタイプなので、、、打球感の差で少し難しく感じる場面もありました。
ボレー
最初に書きましたが、今メインで使っているラケットよりもグリップ形状が扁平気味に感じられ、面感覚が掴みやすく、ボレー感が冴えました。
それに加え、
「高い面安定性」「高い操作性」「適度な反発性」
があるので、もう間違いありません。
ぼく的には、アンダースピンをかけるよりも、厚めに当てて時間を奪うボレーの方が打ちやすかったですね。
飛びすぎずにコントロールできるので、厚く当てても安心できます。
サービス
285gという軽さもあり、スイングスピードが出しやすかったことに加え、ラケットの返りがスムーズで、球の走りが良かったです。
自分の中で満足できるスピード感を出すことができました。
また回転のかけやすさも秀逸。
特にアドサイドからのスピンサービスで、落差の大きい質の高いサービスが打てました。
- ワイドな形状
- ストリングの動きの良さ
この辺のポイントがアシストしてくれてるんだと思います。
サービスに関しては「根元」に当てることがないので、不満な点は「なし」ですw
T-FIGHTとの違いは?
テクニファイバー といえば「T-FIGHT」が人気ですね。
この人気機種と比較すると、
▶️ フレーム厚
▶️ フレーム形状
の差から、やはり「TF-X1」の方が楽にボールが飛ばせて、回転もかかりやすいですね。
ただ芯を喰った時の「密な打球感」という点では「T-FIGHT」に軍配が上がります。
なので、
「T-FIGHT」の打球感が好きだけど、も少し楽したい!
と感じている方にとって、新たな選択肢が広がったと言えると思います。
ラケット評価チャート
どれも高いレベルでバランスが良かったです!
まとめ
以上、テクニファイバー の新作「TF-X1」シリーズのインプレでした。
- 面安定性の高さ
- 丸型フレームによるスピン性
- 適度なストリングの反発性
この要素のバランスが良く、どのプレースタイルでも扱いやすい万能ラケットなんじゃないかと思います。
あとは、選手モデルラケットが厳しくなってきたお年頃で、飛びすぎないパワーラケットを探している人にもおすすめできますね。
興味があったら是非試してみて下さい。