🎉4/8(金)本日発売🎉
フラット専用ラケット『PHANTOMF1』
販売開始となりました!
FASTBALL(直球)でボールを潰して攻撃したいプレーヤーは気持ちよく振れる仕掛けが満載のラケットです。#フラット専用https://t.co/P83wXe2mfA pic.twitter.com/UsV0Wcmooi— princetennis1970 (@princetennisjp) April 8, 2022
ファントムシリーズに新たに加わった、「フラット系ショット」にフォーカスしたファントムF1。
フラット系のスピードボールを打つために必要な、ヘッドスピードを上げるための技術が搭載されているラケットです。
もともとファントムはプリンスの旗艦モデルで、振りぬきはめちゃ良いのにそれを超えるのか⁉︎気になりますよね!
今回新モデルを打つ機会を得ることができたので、基礎練1.5h、ポイント練習0.5hとがっつり試して参りました!
中年おっさん目線での使い心地をインプレしていきます。
ファントムF1のデザイン
「ネイビー」「ホワイト」基調で、ロゴが「グリーン」になっています。
実物を見るとこのグリーンがプリンスらしくてカッコいいです!
色の配分が特徴的なので、すぐにファントムF1だとわかります。
黒のグリップテープを巻くとさらに精悍な印象になりそうです。
ファントムF1の特徴
- ディンプルフレーム
- 18×18というストリングパターン
この2点が大きな特徴です。
こちらの画像からフレームに凸凹があるのがわかると思います。
これがディンプルフレームで、直線的なスイングをした時の空気抵抗を減らしてくれる効果があります。
通常のラケットよりも若干目が細かくなっています。
競技モデルに良くある18×20ではないところもポイントかなと。
直線的な弾道とパワーを両立させるためのストリングパターンだと思います。
近年のプリンスラケットに搭載されている、「ATS」「CTS」も搭載されています。
ファントムF1のテクノロジー詳細、プリンスラケットのテクノロジー詳細については、以下の記事を参照下さい。
ファントムF1のスペック
ファントムF1 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 21-24.5mm | 18×18 | 320mm |
305g、98sqincということろは、今メインで使っている「Dunlop SX300tour」と同じ数値です。
コンセプトが真逆なラケットで使い心地はどう違うのでしょうか⁉︎
ファーストインプレッション
スペック的には305gですが、けっこうずっしり重みを感じます。
ウォーミングアップの時からオフセンターでのアシストの少なさを感じました。
しっかり真ん中付近で捉えないとボテボテしてしまいます。
ストローク
軽く当ててごまかしてくれるラケットではありません。
苦しい体勢でもスイングしていかないとダメです。
このラケットの良さを引き出すのは間違いなくフラット系ショット。
ボールの真後ろから厚くレベルスイングで押し出すような打ち方をすると、グニャっとボールがつぶれてそこから鋭いボールが飛び出していきます。
弾道は上がりにくく、ラケット反発力も控えめなので、暴発を怖がる必要がないんです。
これは18×18という密なストリングパターンの恩恵だと思います。
なので、スピン性は高くない印象、、、
スイングのベクトルが上へ向いてしまうと、反発が弱いので推進力のない擦れボールになってしまいました。
やはり「前」へスイングしていき、ナチュラルにかかる回転で落とすのが向いているラケットです。
ボレー
正直言います。
ぼくのフィジカルでは、
- ラケットが重く感じる
- 真ん中を外すと飛ばない
という感じで、特にショートバウンドの処理に難しさを感じました。
次に操作性。
ウォーミングアップでボレーボレーを行いましたが、それだけで腕が疲れました。。
なかなかに厳しさを感じました。
ボレーも「中心付近」で「厚く」とらえれば、スピード感のあるボールが飛ばせます。
速いボールや変化の大きいボールに対しても面をちゃんと作れて、ミート率が高いプレーヤーであれば、このスピード感は武器になると思います。
サービス
重量感が生かせて勢いのあるサーブになります。
CTS構造ラケットのサービスの良さはもう間違いありません。
スライス系はスピードと変化が両立できて「キレ」のあるサーブを打つことができました。
スピン系はイメージより跳ねさせることができず、相手を崩すサーブとはなりませんでした。
やはりサービスでもフラット系に合うラケットです。
このスピード感を生かしボディーへ集めてみたところ甘い返球が多くなり、そこから厚めにとらえたスライスで前へ出て最後はボレーでポイントという展開が冴えました。
他メーカーの競合ラケットは?
▶️しっかり振らないと始まらない
▶️硬めの打球感
という観点で、FX500ツアーがちかい打球感だと思います。
違いは操作性で、トップヘビーなファントムF1の方がぼくには重さに感じられ、ストローク・ボレーハードルが高く感じました。
でもその恩恵でサーブの威力が出しやすいというメリットもあるんですが。。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、新作ファントムF1のインプレでした。
実際に打った感じ、「スピードボールが打てるラケット」ではなく、「スピードボールを打った時(フラット系のハードヒット)の安定感が高いラケット」という印象でした。
若者やフィジカルに自信のあるおっさんストローカー向けと感じました。
フルスイングしても入ってくれるラケットをお探しの方にオススメです。
興味があったら試してみて下さい。
SX300ツアーよりも若干トップヘビーだからだと思います。