DUNLOPラケットの「CXシリーズ」「SXシリーズ」に続き新登場した、「FXシリーズ」。
「CXシリーズ」のコントール、「SXシリーズ」のスピンに加え、「FXシリーズ」は パワーに特化したモデルと位置付けられているモデルです。
DUNLOPのラケットは打球感の柔らかさが特徴的で、「乗り」が他メーカーのラケットよりも強く感じられます。
「乗り」があるとコントロールはつけやすいけど、「反発」が弱く、ボールの勢いが出にくいデメリットもあります。
今回の「FXシリーズ」はどれくらい「反発」があるのかすごく気になっていました。
皆さんFXシリーズはお試しいただけましたか? 今週いよいよ発売です‼
人気の黄金スペック「FX500」を基準にご自身にあったラケットを見つけてくださいね😄
Power✨Contorol✨Feel✨この3つを兼ね備えた自信作✨
ぜひ一度お試しください🤩 #PowerAtFullForce■特設ページhttps://t.co/eWUkKT8KeH pic.twitter.com/2EHeCkHdF7
— Dunlop Tennis Japan_ダンロップテニス (@dunloptennisjp) August 5, 2020
先日ついに発売が開始されたので、早速試食。
選んだのは選手層向けな「FX500 TOUR」です。
フェースサイズ98平方インチと小さい面で、どれだけのパワーがあるのかを体感したくて。
実際に使用して感じた内容をまとめていきたいと思います。
FX500シリーズの特徴
「反発力」を重視した、
✔︎ グロメット形状(POWER BOOST GROOVE)
✔︎ フレーム形状(POWER BOOST FRAME GEOGRAPHY)
と呼べれるテクノロジーを採用したラケットです。
ただカンカン弾いて飛ばすだけではなく、プレーヤーが安心できる柔らかさ「乗り」をだすために、スロート部分にも新たな素材が搭載されています。
詳細はこちらの記事にまとめてありますので、興味があったら読んでみて下さい
デザイン
ブラック&ブルーの落ち着いた雰囲気でいいですね〜
かっちょいいです!
スペック
FX500 TOUR スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 21-23mm | 16×19 | 315mm |
数値的には結構ハードそうな印象です。
ラケットの反発でどれくらい飛ばしてくれるのか、気になるところ。
ファーストインプレッション
まず気になったのが「素振りの音」
一般的なラケットよりも高音です。
プリンスのO3(穴あき)は、穴の影響でかなり高い素振り音がしますが、そっちに近い音がします。
新しいフレーム形状が影響しているのかもしれません。
ウォーミングアップでは、ツアー系ラケットにしては、意外と簡単に飛ぶ印象。
特にボレーボレーでの反発の良さが好感触でした。
ストローク
結構強めにインパクトしないと、ダンロップならではの柔らかさが出せない感じで、全体的に「硬い」印象。
フレームはかなりしっかりしていて、ブレはしないもののオフセンターでのアシストが少なめ。
守備的なショットは私のレベルでは厳しいものがありました。
差し込まれても真ん中で捌ける技術があれば違うのかもしれませんが・・
売り文句あった「スイートスポットの拡大」はあまり感じられませんでした。
ただ、バッチリハマった時は、中弾道の軌道で伸びのあるボールが飛んでいきます。
ストリングパターンは全体的に粗めになっているので、引っかかり感は割と感じられました。(でもグリグリにはかかりませんでした。。)
ボレー
ボレーはめちゃ打ちやすかったですね。
たぶんストロークよりもスイートスポットで当てられている影響もあると思いますが、ツアー系ラケットとは思えない反発があり、失速しないきれいなボレーが打てていたように思います。
ストロークでは硬く感じたフレームは、ボレーでは「ブレない安心感」に繋がって攻撃的に当てていくことができました。
ハーフボレーなんかでも、深めにコントロールすることができます。
ボレー好きさんには是非試してみてもらいたいですね。
サービス
反発力はボレーで感じていたので、スピードがすごく乗るのかなと期待していましたが、私のスイングスピードが遅いのか、期待したほどのスピード感はなく…
ただ、そこそこのスピードで「確率」と「コースの打ち分け」は良さげだったので、十分武器になるショットが打てていたと思います。
回転もかけやすい部類のラケットじゃないので、試合でつかうならばコースと確率重視のプレーを選択します!
ラケット評価チャート
まとめ
「スイートスポット」の反発力は高いラケットで、ツアー系の部類ではパワーがあると感じました。
が、やはりツアー系、スイートスポットを外した時のアシストは少なく、「根元」付近で当ててしまうとパワーを出し切ることができません。
守備的場面でも、しっかりスイートスポットで捌けるプレーヤーであれば「パワー」の恩恵にあずかれると思います。
▶️ 黄金スペックより飛びを抑えたいけど反発系の打球感が好き。
▶️ 弾道の低いフラット系の球が持ち球。
▶️ ボールスピードよりもボールコントロールで組み立てたい。
こんなプレーヤーに刺さるラケットと感じました。
興味があったらぜひ試してみて下さい。
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他メーカー同傾向スペックとの比較
2020年夏モデルは、98平方インチラケットが大豊作。
注目の3機種、
- 【PRINCE】ビースト98
- 【HEAD】エクストリームツアー
- 【DUNLOP】FX500 TOUR
を実際に打ち、徹底比較しました。
今後のスタンダードになるかもしれませんから、要チェックです!!