本記事では、2022年に新登場するラケットやモデルチェンジするラケットについて、
- ラケットの開発コンセプト
- ラケットの特徴
- ラケットのインプレ
- こんな人におすすめ!
という観点で情報を整理していきたいと思います。
2021年同様、情報を入手し次第更新していくスタイルでまとめていきます。

参考までに、2021年発売ラケットまとめはこちらです。
7メーカー14種のラケットについて整理してありますので、興味があったらのぞいてみて下さい。
それでは早速2022年新作ラケットについてみていきましょう。
YONEX
EZONEシリーズ


EZONEが7代目となって登場します。
こちらは2021年末に情報が解禁され、高い注目を集めているラケットです。
今作は、
- シャフトの強化
- フレームがちょっと厚めに
- ストリングパターンがセンターフォーカス(気味)
と、前作から結構変化のある、いわばフルモデルチェンジです。
ラインナップは6代目から変更なしです。
実際に打ってみて、飛びとコントロール性が両立されている完成度の高さを感じました。
ボールを厚くとらえられる人には強い味方になってくれると思います。
HEAD
BOOM(ブーン)シリーズ


あらたなシリーズとして登場したBOOM。
ライムグリーンなデザインで、これまでのHEADにはないカラーリングです。
特徴は、
- ボックス系のシャフト
- 膨らみや厚みをもたせたラウンド系フェイス
- ストリングホールを全体的に開いたグロメット
という、ラウンド系のパワーとボックス系のやわらかさ(コントロール)の両立です。
トッププロでも使う選手がでてきてますね。
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実際に打った感じ、ボックスの打球感ながらラケットにパワーがあってボールが飛ばせる、扱いやすいラケットでした!
スピードシリーズ


スピードにもオーセチックが搭載されて2022年モデルとして登場します。
もともとオールラウンドに打ちやすいラケットで、ストリングの目が全体的に粗いという特徴があるスピードにオーセチックが乗ることで、アシスト性が向上し、さらにバランスの良いラケットへ進化しました。
DUNLOP
SXシリーズ


ダンロップラケットの回転柱、SXシリーズも2代目に進化します。
金型(モールド)の全面見直しが行われている気合の入った進化となっています。
特徴は回転性とパワーを追求したテクノロジー、
- SPIN BOOST+ GROMMETS
- SPIN BOOST STRINGTECH
です。


弾道補正機能ともよばれるグロメット形状を採用し、オフセンターでのストリングのスライドやボールの喰いつきがこれまで以上に増大。
さらにストリングパターンを全体的に広げ(粗くした)、パワーも追及しています。
Tecnifibre
TF40シリーズ


テクニファイバーの角柱(カドバシラ)、ボックスの中のボックスTF40シリーズがリニューアルされます。
近年流行の「弾き」とは真逆のコンセプト、打ち応えのある打球感・洗練された打球感・フルスイングしても安心してコートに収まる安心感をもつラケットです。
アメリカの大学なんかではすごく人気があるそうです。
前作に比べるとストリングホールが広くなり、扱いやすさも向上しています。
TEMPOシリーズ


女子世界No1のシフィオンテク選手が使用しているモデルが登場しました。
ターゲットを女性プレーヤーに向けているラケットで、「操作性」と「飛び」、「広いスイートエリア」にフォーカスしていて、扱いやすいラケットとなっています。
ラインナップは「298」「285」「270」「255」と4機種展開ですが、298は他の機種と搭載されているテクノロジーが異なっていて、少し競技者向けに設定されています。
PRINCE
BEAST MAX


2021年発売されたBEASTシリーズの派生モデル、「BEAST MAX」が登場します。
その名の通り、パワーとスピン性がMAXになるようなテクノロジーが搭載されました。
- オーポート(フレームの穴)を現行モデルよりも拡大した「ニューオーポート2」になった!
- フレームトップ部の厚みが2mm厚くなった!!
- ストリングパターンが「16×18」になった!!!
とユニークな工夫が施されています。
実際に打った感じ、上記のテクノロジーがラケットのパワー・アシスト性に寄与していて、扱いやすいラケットという印象でした。
PHANTOM F1


フラットに当てて直線的なスピードボールを打ちたい人に向けて作られたラケット。
- ゴルフボールのようなデコボコのある「ディンプルフレーム」
- 「18×18」というちょっと細かめなストリングパターン
- 98sqインチというちょっと小さめなフェーズサイズ
が特徴です。
ビーストMAXとは正反対の特徴を持つラケットになっています。
実機を打ちましたが、正直ぼくにはハードル高め。
芯でとらえた時の音・打球感は最高なんですけどねぇ。
Wilson
CLASHシリーズ


#Wilsonの革命 をキャッチに鮮烈デビューしたCLASHシリーズが2022年リニューアルされます。
柔らかさとパワーの両立がコンセプトのラケットです。
「ラケット先端部で捉えた時のしなり戻りが鈍い」
という初代の課題をクリアしたのがこの2代目です。
実際に打った感じ、初代よりも弾きが良い印象で、扱いやすいさが向上していました。
2022年発売ラケット インプレ・評価一覧
ラケット | 評価 | 詳細 | 購入 |
<ヨネックス> EZONE 100’2022 | ![]() | ||
<ヘッド> BOOM MP | ![]() | ||
<ダンロップ> SX300’2022 | ![]() | ||
<ダンロップ> SX300 tour’2022 | ![]() | ||
<テクニファイバー> TF40 305 | ![]() | ||
<テクニファイバー > TEMPO298 | ![]() | ||
<ウイルソン> CLASH 100 PRO’2022 | ![]() | ||
<ヘッド> SPEED MP’2022 | ![]() | ||
<プリンス> ファントムF1 | ![]() | ||
<プリンス> ビーストMAX | ![]() |
まとめ
2022年も打ってみたいラケットが盛りだくさんになる予感です。
1つ心配なのが、この世界情勢の影響で流通量の予想がたたないという点。
発売予定が遅れたり、入荷量が少なかったりする可能性があります。
新製品がすぐ欲しいという方は予約をしておいた方が確実に入手できると思います。
本サイトのリンクからも予約可能(もちろん在庫があれば購入も可能)なので、活用してくださいね。
年末にはそれなりなボリュームになる予定ですので、お楽しみに!