男子世界トップのメドベージェフ選手が使用していることで注目を集めているT-FIGHTシリーズ。
私の周りでもお強めの方が使用している人気モデルです。
そんなT-FIGHTが新たなテクノロジーをまとってリニューアルされます。
New racket ➡️ same energy ⚡#TecnifibreFamily #TFight305 #DaniilMedvedev
📸 Sindy Thomas pic.twitter.com/rifVCdqySJ— Tecnifibre (@tecnifibre) July 19, 2022
どんな進化を遂げたのか、情報が公開されましたので整理していきたいと思います。
かなり興味深い変更が加えられているので要チェックです!
T-FIGHT 2023 のデザインは?
前作よりもホワイトの面積が増えていて、爽やかさがアップしました。
パッと見た感じ 「TF40 2022」と混同しそうですが、シャフト部のロゴ部分の配色、グロメットの色が違っています。
グロメットの色で見分けるのが簡単かもですね。
T-FIGHT 2023 の特徴は?
- RS Section
- 18 x 19
- ISOFLEX
新作に搭載されている主なテクノロジーがこの3つです。
RS Section
これは前作にも搭載されていたテクノロジー。
ボックス形状の打球感とラウンド形状のパワーを両立させるために設計されたフレーム形状。
ボックスらしいクラシカルな打感を感じながら、意外と飛ぶ!
という感触が味わえます。
18×19 (T-FIGHT305のみ)
18×19というストリングパターンが新たに採用されました。
「16×19」よりもコントロール性を「18×20」よりもスピン&パワーを出すための設計です。
これは今までになかったので、どんな打球感になるのか、ボールの質がどうなるのか非常に興味深いです。
ISOFLEX
ストリングの可動域を均一化させて、スイートエリアとそうでない部分の差を少なくするものです。
実際どういう仕組みかというと、
- ストリングの長い部分、例えば3時9時の部分はフレームを柔らかくしてストリングをたわみにくく。
- ストリングの短い部分、例えば5時7時の部分はフレームを硬めにしてストリングをたわみやすく。
こうすることで全体的な撓みの均一化を図っています。
上の画像をみていただくとわかりやすいと思います。
使用者からすると、打球感が大きく変わらないのでスイートエリアが大きく感じられるんですね。
ストリングの性能を引き出すためのテクノロジーで、テクニファイバーのこだわりが感じられます。
T-FIGHT 2023 のラインナップとスペックは?
2022年8月に先行発売された「T-FIGHT305」に続き、2023年2月にその他のスペックが発表・発売され、全ラインナップがコンプリートされました。
- T-FIGHT315
- T-FIGHT305
- T-FIGHT300
- T-FIGHT295
- T-FIGHT280
- T-FIGHT270
- T-FIGHT255
超充実のラインナップです。
これだけあれば、どれかはハマりますよね。
ちょっと細かくなりますが、シリーズによって若干フレーム形状が異なっています。
①〜③「RS-SECTION」フレーム厚が均一でボックス系。
④、⑤「RSL-SECTION」フレーム厚に若干変化があり微妙にラウンド形状を含む。
⑥、⑦「RSX-SECTION」より厚さと丸みを持たせた形状。
このようにかなり拘られたフレーム形状が採用されています。
スペック詳細
T-FIGHT315 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 310mm |
T-FIGHT305 2022 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 18×19 | 325mm |
T-FIGHT315 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
315g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 310mm |
T-FIGHT300 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 98平方inc | 27inc | 22.5mm | 16×19 | 320mm |
T-FIGHT295 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 100平方inc | 27inc | 23.5-23.5-24mm | 16×19 | 325mm |
T-FIGHT280 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
280g | 100平方inc | 27inc | 23.5-23.5-24mm | 16×19 | 325mm |
T-FIGHT270 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
270g | 100平方inc | 27inc | 23.5-24-24mm | 16×19 | 335mm |
T-FIGHT255 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
255g | 100平方inc | 27inc | 23.5-24-24mm | 16×19 | 335mm |
ほんと充実したラインナップです。
フェース面積98,100だけでこれだけ充実しているのは珍しいですよね。
メドベージェフ選手用となっている「305」だけちょっと異質なスペックとなっています。
まとめ
以上、T-FIGHT ISOFLEXの新作情報でした。
TF-40ともうまく差別化が図られていて、どんなボールが打てるのか楽しみですね。
最近はラケットの流通量が少なく、欲しくても在庫切れという状態が発生しやすくなっています。
興味があったら早めにポチって確保しておきましょう。
実機を打つことができました。
前評判通り、スイートエリアを広く感じることができて扱いやすい!
個人的には打球音の良さも好印象でした。
ラインナップ追加で、それぞれのラケットに適合させるよう、
RSセクションを7%ボリュームアップ(フレーム厚)したRSLセクション、
8%アップしたRSXセクション
も登場しました。