バボララケットの3本柱の中で「コントロール」に趣を置いたピュアストライク。
そのシリーズからより競技向けなモデルとしてピュアストライクVSが発売されました。
ピュアドラ、ピュアアエロにはすでにVSシリーズが登場していたので、すこし遅れてのデビューとなります。
もともと競技者向けなモデルで飛びが抑えられているラケットですが、それがより競技向けに洗練されたこのモデル、40過ぎのおっさんが使ったらどう感じるのか?
という観点もいれつつ、実際に打った印象をまとめていきたいと思います。
ピュアストライクVSに興味がある中年の皆さん、是非目を通してみて下さい。
ピュアストライクVSのデザインは?
VSシリーズらしいガンメタ塗装が強そうでかっこいいですね。
ピュアストライクVSの特徴は?
- CONTROL FLAME TECHNOROGY
実績のあるピュアストライクのフレーム構造を「VS」バージョンに応用。
従来のボックス構造よりもレスポンスが向上し、安定性も実現したテクノロジーです。
レスポンス向上には、フレームの硬さをフレキシブルにした「フレキシブルシャフト」の恩恵もあります。
- NATURAL GRIP
オーバーグリップを巻いているので画像ではわからないですが、天然皮革が使用されていて、ボールの感触をダイレクトに伝えてくれます。
ピュアストライクVSのスペックは?
ピュアストライクVS スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
310g | 97平方inc | 27inc | 21-22-21mm | 16×20 | 310mm |
数字だけ見ても威圧感を感じますねw
ストリングパターンも細かめな設定になってます。
ファーストインプレッション
ストリングがナイロンモノで反発性が高いせいか、イメージしていたより弾いてくれる印象です。
なので競技者モデルで感じる飛ばなさ、絶望感はありません。
310gの重量があるので、ボレーボレーなどはいつもより腕に疲労感を感じました。
ストローク
ラケット重量があるので、振りだすと自然にラケットが加速してくれてボールに強くインパクトすることができました。
反発性も(競技用ラケットの中では)良く、推進力の強い活きたボールを打つことができました。
弾道はそれほど上がらない印象でした。
なので、弾道が上がりすぎてアウトというようなミスは少ないラケットだと思います。
「スピンを駆使して空間を支配する」的なテクニシャンには厳しそうです。
個人的には、バックハンド ダウンザラインの精度と感触が最高でした。
ボレー
ウォーミングアップのボレーボレーでは重さを感じ、ちょっと操作性が。。。と思いましたが、ボレー&ストロークくらい時間的余裕があるとそれについての難しさは感じませんでした。
シングルスではそつなく使えそうです。
スイートエリアのシビアさもそれほどでもなかったのがちょっと意外でした。
中厚ラケットのような楽さはないですが、ドボックス系の容赦ない厳しさがなく、中年でも使えるという印象でした。(使いこなせるとは言ってませんw)
サービス
スピード感とバウンド後の伸びが良かったですね。
軽く打ってもワンバウンドでバックフェンスまで跳ねてくれました。
ただスピンの振り上げはちょっと重くて難しかったです、ぼくのフィジカルでは。
スライス系のサービスでスピードとキレが両立できて、質が高かったと思います。
あと、レザーグリップの恩恵か、ボールの感覚が良く手に伝わってきました。
競合モデルは?
かっちりしているんだけど、意外と飛ぶと言う打感が、テクニファイバーのT-FIGHTと近いと思います。
ピュアストライクVSの方が若干スイートエリアが広い印象でした。
VSのほうが若干ワイドに広い形状なので、横のスイートエリアが広いのかもしれません。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、ピュアストライクVSのインプレでした。
思ったより使える競技系ラケットです!
もちろん簡単ではありませんが、ビビリすぎる必要もないかと。
ストロークメインでガンガン振っていくタイプの方がよさが出ると思います。
興味があったら試してみて下さい。