Princeラケットの中で競技者モデルに分類される、人気のTOURシリーズの2023年モデル。
複数のスペックが用意されているのですが、スペックによって発売日が異なっていました。
まず発売されたのが、本命で人気もある「Tour100」
そして11月となり、個人的にすごく興味があったフェースサイズが98平方インチの「Tour98」がいよいよ発売となりました。
既存スペックの100と95の間で、待っていた人多いんじゃないでしょうか。
早速実機を打つことができたので、感想をまとめていきたいと思います。
TOUR2023 の特徴
今作では新たに「P.V.S」と呼ばれる振動減衰効果のある高分子エラストマーが搭載されました。
打球感の気持ち良さはかなり高いものがあります!
テクノロジー詳細は以下の記事をご参照下さい。
TOUR98 2023のデザイン
TOUR98はホワイト&オレンジ。
TOUR100のブルーも良かったですが、オレンジも映えます。
TOUR98 2023のスペック
TOUR 98 2023 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 23.5-23.5-21mm | 16×19 | 315mm |
他メーカーの98平方インチラケットと同じ感じのスペックです。
特に尖った点はありません。
ファーストインプレション
まず最初に感じたのは操作性の良さです。
305gですがバランスポイントが良いのか、めちゃめちゃ振りやすいんです。
打球感は結構かっちり系。
ですが打球感の割に反発は強い印象で、ボレー・スライスといったショットの飛びが良かったです。
ストローク
TOUR100と比較すると弾道は低め。
反発の良さが効いていてボールのスピードが出やすくて、低めの弾道との相乗効果で早い展開で攻めるストロークが打てたと思います。
ラケットのどの辺に当たったのか、が しっかりクリアに伝わってくるので、スイートエリアを外さないよう丁寧なスイングになりましたw
こちらの画像のように縦長フレームなので、横のスイートエリアが少し狭く感じましたね。
変に擦るようなスイングになって中心を外すとごまかしが効かないので、前へ押す意識で良いボールが飛びました。
ボレー
反発性の高さから難易度はそう高くありませんが、スイートエリア付近で捉えないとボールの質が明らかに落ちてしまうのが黄金スペックラケット (100平方インチ)との違いです。
その分、フェースの安定感は黄金スペックラケット よりも高いので面ブレが少なくコントロール性は非常に高いです。
相手の速い突き球に対してもブレずに跳ね返してくれます。
上位選手の精度の高い球を正確にコントロールするには、このくらいの安定感が必要なんでしょうね。
サービス
このラケットで一番良かったのがサービスです。
スピードと回転がいい感じで両立できて、バウンド後に失速しない威力あるサービスが打てました。
ストロークではちょっと難しい要素だった「縦長」形状がサービスではスイングスピードの向上につながり、プラス要素となりました。
本当に操作性が良く、ちょっと大げさにいうと「素振り」感覚で楽に振れるという点も精度の高さに寄与していると感じます。
ラケット評価チャート
まとめ
以上、PRINCE TOUR98のインプレでした。
振り抜きが良くてスピードボールの打ちやすいラケット だと思います。
操作性の良さが最大の魅力。
興味があったら試してみて下さい!