Wilsonラケットを代表する「黄金スペック」のウルトラシリーズの最新作 V4.0が発売されました。
Going Global: Ultra v4 is now available worldwide. #Ultrav4 #RuthlessBeauty https://t.co/hgYjLfNYyR pic.twitter.com/x5EMrdSLPo
— Wilson Tennis (@WilsonTennis) September 16, 2022
今作のコンセプトは「美しさ」「心地良さ」となっていて、多くの人が使いやすいと感じられる「黄金比」を目指してフルモデルチェンジしたラケットです。
どまんなかスペックである「ウルトラ100 V4.0」を打つことができたので、感想をレポートしていきたいと思います。
ウルトラV4.0のデザインは?
ウルトラといえば青のイメージがありますよね。
今作は見る角度によって青が強かったり紫っぽかったり、とても綺麗です。
まさに「美しい」デザインだと思います。
ウルトラV4.0の特徴は?
- 内蔵型PWS
- クラッシュゾーン
- ハーフムーングルーブ
この3つのテクノロジーが大きな特徴です。
詳細はこちらの記事にまとめているので、ここでは簡単に。
3つともストリングの動きをよくするための技術で、
▶️ 内蔵型PWSはラケット3時と9時の位置に
▶️ クラッシュゾーンはラケット6時の位置に
▶️ ハーフムーングループはラケット上半分に
配置されていて、抜かりなくストリングを動いてくれるラケットになっています。
ウルトラ100 V4.0のスペックは?
ULTRA100 V4.0 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 24-26.5-24mm | 16×19 | 320mm |
前作からフレーム厚に若干の変化が入ってます。
ファーストインプレッション
うむ、これは確かに美しい。#ultrav4 #Wilson #ウルトラ pic.twitter.com/VQRse11Lwi
— (@MtRyomei) September 16, 2022
まず実物を見てデザインの綺麗さに惚れました。
ウォーミングアップでは「おや?少し飛ばなくなったかな」という印象でした。
「ウルトラ=弾き」というイメージが強くあったのですが、フルモデルチェンジを経て少し飛びが抑え気味になっているようです。
面の安定感は相変わらずです。
ストローク
ストロークではインパクト時の「しっとり感」が気持ちよく感じられます。
フレームの衝撃吸収性が向上しているのかな。
距離を伸ばしても、やっぱり飛び(弾き)は少し抑えられているように感じます。
その分収まりが良いので、振っていっても入ってくれるという安心感はあります。
次に回転性。
厚いインパクトでボールを捉えられた時は、そこから良い引っかかりがあり強い回転をかけることができました。
ですが、薄めのあたりになると屈強なフレームの「硬さ」が前面に現れてきて、ボールが乗らず、ボテボテなボールになりがち。
下から上のスイング時はBLADEの方が柔らかさを感じましたね。
今回のウルトラは厚い当たりをすることで良さを引き出すことができるラケットだと思います。
ボレー
ウルトラのデビュー当初は「ボレー専用黄金スペック」というキャッチでした。
ボレーの打ちやすさには定評があるラケットです。
それは今作にも踏襲されています。
やはりボレーの打ちやすさの根本は、面ぶれしない屈強なフレームにあると思います。
それでいてストリングが適度に撓んでボールを掴んでくれる、このバランスが良いです。
若干ワイドに広いフレーム形状もボレーの打ちやすさに寄与していると思います。
以前のモデルと比較をすると、インパクト時の撓みが若干弱くなったように感じます。
その分楽には飛ばなくなったけど、コントロール性は向上しています。
サービス
前作では、スピンサービスの引っかかりが少し弱い気がしていたのですが、今作は回転性が向上しているのか、しっかり跳ねてくれました。
スライスのキレやサービスの伸びという点では、およそイメージ通り。
「振り抜き」「引っかかり」「乗り」これらのバランスが良く、癖がなくて、打ちたいサービスが表現しやすかったですね。
相手の影響を受けないサービスだからこそ感じられる特徴です。
ラケット評価チャート
ちょっと飛びが弱くなったものの、バランスが良かったですね。
まとめ
以上、ウルトラ100 V4.0のインプレでした。
- ストリングのダンピング(撓み)は少し抑え気味
- ストリングのスナップバックは向上
前作と比べて上記のような変化を感じました。
競技寄りな層に喜ばれそうな変化です。
興味があったら試してみて下さい。