Wilson契約プロが使用するラケットの人気No.1を誇るブレードシリーズ最新作を打つことができました。
カラーリングに特徴があり、これまでの「アンコンタミネーテッド・デザイン」ではなく「カラーシフティングペイント」に変わりました。
見る角度によって色味が変化するデザインです。
2021年USオープンで使っている選手もいましたね。
今回はベースモデルである「ブレード98 16×19」を試したので、打球感・球質について感想をレポートしていきたいと思います。
BLADE V8.0 の特徴は?
今作のポイントはグリップにあります。
「ダイレクトコネクト」と呼ばれるテクノロジーで、グリップのカーボンがエンドキャップにハマる付近で太くなってダイレクトに接着されています。
この技術でインパクト時のグリップの安定性が増し、ねじれに対してブレにくくなる効果が見込めます。
詳細はこちらの記事でご確認ください。
BLADE V8.0 のデザインは?
確かに見る角度によって色味が変化する、斬新なデザインです。
実物は色味が綺麗でコート映えしそう!
前作とは印象が全く異なります。
BLADE 98(V8)のスペックは?
BLADE98 16×19 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 98平方inc | 27inc | 21mm均一 | 16×19 | 320mm |
スペックはV7.0と変わりありません。
ファーストインプレッション
振動の少なさ、後はショートラリーでの回転のかけやすさが印象的でした。
V7で加えられた、バーティカルスイング(縦振り)でもしなりが感じられるような改良はV8でもしっかり継承されています。
「ダイレクトコネクト」はグリップを持っただけでは違いを感じませんでした。
ストローク
BLADEらしいカチッとした打球感は打っていて気持ち良いです。
98sqincにしては引っかかりがよくて、回転がかけやすく収まりやすいのも魅力。
ボールを「噛む」感覚がありました。
薄い当たりのムーンボールでも「縦しなり」の影響かボールの質がそこまで落ちない点もソフトヒッターのぼくとしては扱いやすく感じたポイントです。
また、前作に比べ、相手が打ち込んできたような強いボールに対しての「安定感」が向上している印象でした。
弾かれにくいという感触です。
ボレー
操作性は悪くないのですが、簡単にボールが飛ばないので、ボレーだけはちょっと難しく感じてしまいました。
余裕があってちゃんと形に入れれば問題ないのですが、とっさに面を作って返したい時にちょっと飛びが足りなくネットとなる場面がありました。
相手コートにさえ返ってくれれば、ボテボテでもワンチャン相手がミスることも期待できるので、もう少しだけ飛んでくれると良いなぁと、自分のスキルを棚に上げて思いました。
攻撃的にポイントを取りに行きたい場面(ハイボレーやスマッシュで強くインパクトする場面)では、ラケットで掴んでから打つ感じがあるので、安心感があります。
サービス
フェースが割と縦長なので、サービスの振り抜きは最高でした。
スピード感がありましたし、インパクト音も心地良く、爽快に打つことができました。
サービスでも回転のかけやすさは感じましたね。
特にスライスのキレがイメージ以上で、セカンドでも相手をコート外に追い出すことができて、安定したサービスゲームを展開できました。
スライスサーブが得意な方、是非お試し下さい!
ラケット評価チャート
バランスが良くて扱いやすいです。
まとめ
以上、新型ブレード98のインプレでした。
前作よりも弾かれにくい(面の安定感の向上)特性があり、扱いやすさを感じました。
スイングスピードが速い人向けなのは間違いありませんが、少し薄めに当てて回転をコントロールしたい人にも扱いやすいモデルになっていると思います。
ハードヒッター専用ではなく、幅広い層でウケそうな気がします。
興味があったら是非試してみて下さい!