2022年1月発売の注目ラケット、2代目SX300。
初代SX300は、ストリングが回転に適した動きをするようなグロメットを採用し、「弾道補正機能」と呼ばれて人気を集めました。
2代目はその弾道補正機能をバージョンアップさせ、さらにストリングパターンも変更。
そしてこのテクノロジーが最大の効果を発揮するように金型(フレーム形状)の見直しも入った、フルモデルチェンジです。
実食は水曜朝5:45予定 pic.twitter.com/rhuyc2tieK
— (@MtRyomei) January 31, 2022
そんな楽しみなラケットを実際に打つことができたので、感想をレポートしていきたいと思います。
目次
SX300 2022のデザイン
まずはデザインからご紹介します。
初代はブラックベースでしたが、2代目は明るいイエローベース。
まぶしいけどシンプルで良い感じです。
ちょっとマニアックですが、文字フォントも結構好みです。
SX300 2022の特徴・コンセプト
コンセプトは初代同様、
「スピン性能の追求とオフセンター時の弾道のばらつきを抑えた安定感の追求」
になります。
テクノロジーとしては、次の2つが大きな特徴となります。
- SPIN BOOST+ GROMMETS
スピンブーストグロメットが初代のメインストリング10本分から12本分に増強されています。
これが弾道や打球感ににどう影響するのでしょうか。。
- SPIN BOOST STRINGTECH
ご覧の通り、マス目が広い設計です。
ストリングが良く動いて引っ掛かりが良さそうです!
SX300 2022のスペック
SX300 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23〜26mm | 16×19 | 320mm |
ダンロップはRA値(フレームのフレックス(硬さ))を公開しているメーカーです。
SX300 2022は「68」とのことで、少し柔らかいフレームとなっています。
ファーストインプレッション
フィーリングはダンロップらしい柔らかさがあり、気持ち良いです。
その気持ちよさがウォーミングアップでの弱いインパクトから感じることができます。
これは期待大ということで、距離を伸ばしたストロークへ。
ストローク
まずは印象的だった3つのポイントを過剰書きで。
- 良く飛ぶ
- 引っ掛かりが良い
- スイートスポットが広く感じる
シャフト部のしなりとは違う柔らかさで、フレームとストリングでボールを優しく包むような完食でした。
ソフトな打球感なのにボールはしっかり反発してくれます。
そして噂通り引っ掛かりが良くて弾道をあげやすいです。
こするようなスイングでも推進力が出しやすいのも良いポイントと感じます。
またスライスも乗りがよくて低めのきれいな弾道(自己評価)で打つことができました。
当たりそこないが少ないように感じたのはSX300のテクノロジーに助けてもらったのだと思います。
欠点のない優等生風なんですが、ちょっと刺激が足りないというか、ボールを打っている感がちょっと希薄。
ここだけが気になりました。
ボレー
ボレーのインパクトでもやさしく包む感触があるので抜群の打球感
ボレストのようにあまり動かずに処理できるシーンでは、
- 深さの安定感
- タッチ系ショットのコントロール性
が特に印象にのこりました。
若干オフセンターでも結構飛んでくれて、そんなに浅くならないんですよね。
これは試合で強いアシストになると思います。
そして前へ落とすようなタッチ系ショットもイメージ通りに打てました!
サービス
僕の実力の割にはよく跳ねてくれたと思います。
これもきっと弾道補正機能の恩恵。
スライス系の切れもイメージ通りで文句なし。
ただ、、、
やっぱりボールを打っている感が薄い感じです。。
なので、若干スピード感が物足りない印象でした。
ライバルラケットはなに?
やはりピュアドライブですかね。
打球感は似てないんですが、
「飛びの良さ」+「広いスイートスポットがもたらす苦しい場面での守備的アシスト」
この要素があって、
試合で使いやすいラケット
という観点で競合としました。
細かくいうと、
SX300の方が回転がかかり、ボールの落ちだったり、スライスの滑りは出しやすい。
ピュアドライブの方が打ち応えがあってスピード感が出しやすい。
こんな違いがあります。
ラケット評価チャート
SX300 ラケットフィーリングインタビュー
SX300を使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
2代目SX300は、
「優れた回転性」と、「安定した飛び」で扱いやすい優等生君でした。
試合で使いやすいラケットをお探しで、回転を意識したプレーをする方におすすめのラケットです。
興味があったら試してみて下さい。
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スペック違いも打ちました
SX300 TOURも試してみました!
2022年春モデルの比較
2022年春モデルの主力スペック「SX300」「EZONE100」「BOOM MP」を比較してみました。
どれにしようか迷っている方は目を通してみて下さい。