ジョコビッチ使用モデルを試打できましたので、レポートします。
今までHEADのラケットを使用したことがなかったのですが、ラジカル、エクストリームと非常に打ちやすかったので、スピードも挑戦してみました。(名器プレステージはまた今度)
スロースイング時とハードヒット時で打球感が変わる新感覚を体験することができました。
HEAD グラフィンXT SPEED MP インプレ
白黒基調で蛍光グリーンがアクセントとなっていてシンプルなデザインとなっています。
もはやジョコビッチのイメージしかありませんので、強そうなオーラを醸し出しています。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 22mm | 16×19 | 320mm |
こちらもほぼ黄金スペック。黄金スペックラケットはフレーム厚がもう少しあり、薄い部分厚い部分の差がある機種が多いですが、スピードは22mmフラット。ツアー系のようです。
かっとばない黄金スペックということなのかな。
フェイス形状はエクストリームより、ラジカルに近い感じ。
ファーストインプレッション
ショートラリー段階では非常に柔らかく弾きの少ない印象でした。
しかし、ツアー系のような厳しさはなく、スイートスポットを外してもラケットのアシストは得られる感じ。
振り抜きは普通に良い。(良い意味で特徴がなく普通の振り抜き)
ストローク
冒頭にも書きましたが、ハードヒット時とスロースイングで打球感が違う印象を受けました。
ショートラリーや繋ぎのスロースイング時はちょっとボヤけた打感で、飛び重視という印象です。
しかし、ハードヒットの際はボヤけが消え、身の詰まったシャープな打球感へ変化します。
特にラケット先端方向で捕らえられた時の打球感はまさに、『超気持ちいい』です。
飛ぶけど、ハードヒット時はしっかり押さえられるというラケットです。
潰すハードヒット、擦るスピン系ボール、どちらも無難にこなせる素敵なラケットでした。
ボレー
ボールを噛むような打球感があるので、スライス系回転を充分にかけられ滑るボレーが可能です。
咄嗟のラケット準備も問題なくできます。
飛びはあるラケットなので、楽は楽なのですが、REVO3.0の方が簡単に感じます。(私のボレーが横着ボレーだからとう説もある…)
サービス
ストローク同様トップ部で打てるとボールを潰す感触が味わえます。
振り抜きも良く、ラケットヘッドが自然に走る感覚で、スピン・スライスと変化のある球が放てました。
単純に回転量だけだと、エクストリームの方がかかると思いますが、潰し感はこっちが上。
使用者の好みがわかれそうです。(ちなみに私はスピード派)
まとめ
スロースイングの時は飛ばしてくれ、ハードヒット時は飛びを抑止してくれるようなラケットでした。(私は結構ツボなラケットです)
ジョコビッチが使用しているからハードスペックなんだろうなと打たず嫌いをされている方がいらっしゃったら、是非打ってみることをおすすめします。
数ある黄金スペックの中では若干ツアーよりな感じですが、ラケットアシストがある為、問題なく使えると思いますよ。
こちらで購入できます
2016/10/08 追記
新モデル、グラフィンタッチのレポートはこちら