HEADのラジカル最新作「グラフィン360ラジカルMP」。
Introducing the all new Radical series with a clean design and Graphene 360 technology. #NoShotYouCantPlay pic.twitter.com/xkJsqzTHfI
— HEAD Tennis (@head_tennis) 2019年4月15日
今作が14世代目となる長い歴史のあるラケットもいよいよグラフィン360化されました。
「スピード」・「エクストリーム」・「インスティンクト」に続いての360化になります。
これまで全てのシリーズを試してみて360化されることで、「面の安定性」が高まりコントロール性の向上を感じました。
もともとコントロールのしやすいラジカルが360化されたことで、どのように打球感が変わったのかレポートをしたいと思います。
デザイン
グラフィン360シリーズの配色パターンを踏襲したデザインです。
シンプルで洗練されていてカッコいいですね。
前作グラフィンタッチラジカルのデザインは個人的に・・・だったので、かなり良くなったと思います。(個人的に)
スペック
今回打たせてもらったMPのスペックはこちら。
G360ラジカルMP スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 98平方inc | 27inc | 20-23-21mm | 16×19 | 320mm |
数値的には前作と同様で変化ありません。
ただ「グリップの形状」が扁平から丸型に変わっています。
丸型になったけど、扁平のメリット「面の感じやすさ」も残っていて打ちやすいグリップに進化していました!
ファーストインプレッション
硬すぎず・柔らかすぎず・飛びすぎず・飛ばなさ過ぎず、癖の無さはしっかりと継承されています。
初めて使うのに初めてじゃないみたいに思い通りのボールを打つことができます。
「あーやっぱ使いやすいなぁ」
というのが正直な最初の感想です。
ストローク
Who’s excited to experience ultimate versatility with the new Radical? pic.twitter.com/CbfG8pY2R6
— HEAD Tennis (@head_tennis) 2019年4月20日
ストリングの目は結構細かいのですが、しっかりと引っかかる感触がありスピンをしっかりとかけることができました。
またハードヒットをした時は一瞬ボールが「乗って」から飛ばしてくれる感じで気持ちの良い打球感です。
フレームがしなるという感じではなく、ストリングの撓みによって生まれる柔らかさだと思います。
前作よりも「マイルドさ」が向上しているように感じました。
フレーム厚は最大23mmと厚い部類のラケットではないですが、パワーも適度にありしっかりとアシストしてくれます。
グリグリスピンよりも、厚く捉えたフラットドライブ系のショットの方がこのラケットの良さを引き出せると感じました。
ボレー
操作性が非常に高いです。
重量が295gと一般的な黄金スペックラケットより5g程軽いことも影響しているのだと思います。
ハイボレーやスマッシュといったラケットを「上げる」必要があるショットで扱いやすさを感じました。
また、扁平グリップの名残り(?)かラケット面の向きが分かりやすく、正確に面を作ることができ安定したボレーを打つことができました。
サービス
縦長フレームなので、すこぶる振り抜きが良いですね。
振り抜きが良いとスイングの再現性も良くなるので、結果コントロールも良くなりますね。
狙ったところに入ってくれて、サービスゲームではしっかりと主導権が握れました。
サービスも厚く当てると「メリッ」と乗ってくれて、気持ちの良い打球感です。
ラケット評価チャート
ラジカル ラケットフィーリングインタビュー
ラジカルシリーズを使用しているテニス仲間にラケットの感想をインタビューしました。どのような感想を持っているのでしょうか!?
まとめ
「ボールにめちゃめちゃにスピードが出る」とか「鬼のように回転がかかる」とか特筆した特徴は感じませんでした。
が、
癖がなくどのショットも打ちやすい、違和感なく打てる数少ないラケットです。
各ショットを駆使したオールラウンドなプレーする方に向いているラケットだと思います。
興味があったら是非試してみてください。
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ラジカル26年の歴史をまとめてみました。
ラジカルファンは是非どうぞ。
別スペック、グラフィン360 ラジカルSも打つことができました。
詳細はこちらです。