プリンスから発表された新作を試打することができました。
発売前からネットで一部情報がアップされていて非常に気になっていました。
なんといってもシャフト16.5mmという驚異的な薄さが特徴です。
Box形状の薄ラケはプロスタッフはじめ今までもありましたが、ファントムはラウンド形状での薄ラケ。
今までなかったスペックです。
早速実際に使用した感想をレポートしていきたいと思います。
デザイン
シャフトの薄さが伝わるでしょうか。本当に薄いです。
そして片手バックの方には伝わると思いますが、テイクバック時の左手(私は右利き)への収まりが良い!
カラーリングは光沢のあるブラックに濃いめのグリーン。昔のグラファイトを彷彿させます。
強そう(に見える)ラケットです。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
310g | 100平方inc | 27inc | 20-16.5mm | 16×18 | 310mm |
黄金スペックより若干重く、トップライトとなっています。
実際持った感じもズッシリ感がありました。
ファーストインプレッション
振り抜きは非常に良いのですが、打球感はズッシリしています。
テキストリーム効果か振動止めがなくとも不快な振動は伝わってきませんでした。
ただ、スイートスポットを外してしまうと飛ばない印象を受けました。
黄金スペックのラケットアシストに助けられまくっていて、それに慣れまくった私には「シビアなラケットだな」と正直思いました。
ストローク
ストリングパターンが16×18と粗めな設定となっているからか、スピンは非常によくかかると感じました。
自分の形でしっかりボールを潰して打てた時は、ボールとラケットが長い時間くっついているような感覚がありコントロールがしやすい(飛びすぎない)、入ると確信できる球が打てたと思います。
また、バックハンドスライスのコントロールが非常にしやすかったのが印象的でした。
しっかりラケットに乗ってくれるので、打ちたいところに運べたんだと思います。
ただ、実戦では満足に構えて打てないシーンも多々あり、そうなると「飛ばない」という問題が・・・
守備面でもしっかり使いこなすには、かなりのフィジカルと技量がいるラケットです。
ボレー
スライスの延長でバックボレーもアンダースピンの効いた伸びる球が打て、良い感触でした。
フォアでも自分の形に入れれば、落とす場所は自在にコントロールできる感じ。
自分の形に入れないと・・・
反発力のあるラケットではないので、飛ばないでネットということも。ナチュラルドロップになればラッキーという感じでした。
咄嗟に手を出してボールに触りたい時に少しラケットの重さが気になります。(私が非力なだけという噂もありますが・・)
サービス
回転は良くかかりました。
スライスの曲がり、スピンの跳ねと自分の想い通りにコントロールすることができます。
特にラケットの先端寄りで捕らえられたような気がした時は、想定以上にキレがあるスライスサービスが打て、使いこなせたら凄そうだなと感じました。
ラケットの重さを活かせて、力を入れずともパワーのあるサービスを打つことが可能です。
サービスに関しては厳しさを感じることはなく、最もしっくりきた感じがあります。
関連動画
試打動画
コンセプト説明動画
まとめ
黄金スペックラケットに比べると明らかにシビアなラケットですが、パワーがあり飛びを抑えたいという方にはオススメできます。
昔ながらのbox形状薄ラケに比べるとスイートスポットが広く、それでいて喰いつく打球感が味わえる新タイプのラケットです。
デザインもシックでカッコいいですし、気になる方は是非お試し下さい。
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追記
2019年、ファントムの新作が発売されました。
新たにトワロンと呼ばれる素材が加わり、さらにクリアな打球感になっています。
詳細なインプレはこちらです。