約4年ぶりにリニューアルされたピュアドライブ。
一般的なリニューアルサイクルより随分間が空いたので、待っていたユーザーも多いと思います。
情報公開もなかなかされず、ぼくもすごく気になっていました。
先日発売が開始され、最も人気のノーマルピュアドライブを打つことができたので、感想をレポートしていきたいと思います。
ピュアドライブ2025の特徴

今作は前作よりも打感の柔らかさに拘られています。
NF2TECH 2.0→素材に亜麻を採用しフィーリングと衝撃吸収性を最適化。これまでのバボララケットにも亜麻は搭載されていましたが、今作はさらに改良が加えられています。
もちろんフレームの剛性も健在。
HTRシステムと呼ばれる、インパクト時にフレームが「内側」へ捻れるパワーをホールドし、捻り戻しのパワーを増大させるというテクノロジーは前作から継承されています。
ピュアドライブ2025のデザイン




ピュアドライブ2025のスペック
ピュアドライブ 2025 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-26mm | 16×19 | 320mm |
不変の黄金スペック。
むしろピュアドラのスペックが変わったら事件です。
ファーストインプレッション
飛び、反発性はピュアドラらしいものがあるんですが、打球音が低くなって感覚として重みが増したと思います。
昔のカンカンした感じは皆無ですね。
引っかかりや操作性については、歴代モデルと変わらず、ピュアドラらしい良さがちゃんと感じられ、進化した打球感とトータルすると、制御しやすい飛びにバージョンアップされていました。
ストローク

強いインパクトにするとより食いつきが明確になります。
パワー感(反発性)は継承されているので、「食いついて飛ぶ」ようになりました。
なので、「ピュアドラ=飛びすぎ」 問題をテクノロジーで緩和していってます。
ぼく程度のスイングスピードでも「柔らかくなったな」と感じられるので、多くの一般プレーヤーがそう感じると思います。
このおかげで回転のコントロールもやりやすくなっていて、アングルでオープンコートを作ってからの打ち込み!みたいな展開の精度が高かったです。
スライスの乗り、伸びも良く文句のつける余地がありません。
乗りが良くなってコントロール性は向上していますが、その分打球感が重くなっているので、歴代モデルより持久力がいるかもしれません。。
ストリングで調整可能だと思いますが、モニターラケットでは、「扱いやすいけど疲れるな。。」と感じたのが正直なところです。
ボレー・サービス
ピュアドラってストロークのパワーに目がいきがちですが、ボレーも相当打ちやすいですよね。
スイートエリア広めだし、パワーあるし、操作性良いし。
それに加え今作は「乗り」も強調されているので、打ちにくい要素がありません!
あと、今作はフレームのしっかり感を感じました。
というのは、相手の打つボールがスピンの効いたハードヒットで、変化が大きくスイートエリアを外すことが多かったのですが、弾かれずに制御することができました。
サービスに関しては実力相応。
スピード感、回転性、変化の観点で過度なアシストはなく、イメージ通りに打つことができました。
歴代モデルの方が初速は出ていたかもしれません。
ですが、確率・再現性という観点では今作の方が上です。
まとめ
以上、ピュアドライブ2025のインプレでした。
昔は飛びに突出した、ある意味尖ったラケットでしたが、時を重ねて丸く落ち着いた?印象になりました。
パワーがあってコントロール性も高い、昔からこの両立がテーマでしたが、一つの答えなのでは?と思えるほどの完成度です。
興味があったら試してみてください。