4年ぶりにリニューアルされたバボラのコントロール系ラケット「ピュアストライク」
わたしたち一般プレーヤーの中でもハードヒッターに人気がある、競技ラケットです。
使っている人に厳つい人が多いので、ハードルが高そうなイメージのあるラケットですが、実はラインナップが豊富で、厳つい人用の厳ついスペックから一般中高年でも扱えるような中高年スペックまで揃っています。
今回は中心スペックに当たる、ピュアストライク100 2024を打つことができたので、いち中高年として感想をレポートしていきたいと思います。
ピュアストライク 2024のデザイン
ホワイト・オレンジの組み合わせになっていて、シンプルで良い感じです。
ピュアストライク2024 の特徴
バボラのラケットといえば「飛び」や「回転」を重視した、中厚黄金スペックが圧倒的に有名ですね。
ですが、コントロール系いわゆるボックス系ラケットの人気を見てみると他メーカーのラケットが優位になっているのが実情。
「ボックス系ラケットについては追う立場」という謙虚なスタンスで開発されたのが、今回のピュアスト2024です。
最大の特徴は「NF2-TECH」と呼ばれるテクノロジー。
これは、天然素材の亜麻(リネン)をフレームの構成材料に採用し、グリップ部に搭載したものです。
ハードヒット時における衝撃吸収性をスペック毎に調整しインパクト時の心地よい打球感とクリアな打球音を実現してくれる技術です。
ピュアアエロも亜麻を採用することで打球感が格段に向上したので、効果は大きいはず!
その他のテクノロジーについては以下の記事に整理してありますので、気になる方は目を通してみて下さい。
ピュアストライク100 2024 のスペック
ピュアストライク100 16×19 | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
300g | 100平方inc | 27inc | 21-23mm | 16×19 | 320mm |
今回はストリングパターンが16×19のモデルなので、スペックも見慣れた黄金スペックです。
ファーストインプレッション
シャフト部のこのボックス感がいいですよね。
気温が低かったのもあって、最初はボックス系らしい「板」っぽさを感じました。
その割に飛びは悪くないので、難しさはそれほどない印象。
重量300gで操作性はいつものラケットと変わらないし、ストリングの引っかかり感も強く回転もしっかりかけられるので、
「これなら使いこなせる!」
はず。
ストローク
ストロークの総評は以下。
「誤魔化してくれないけど、アシストはしてくれて質の高い球が打てる」
中厚系のラケットはミスヒットをしてもなかったことにしてくれる(誤魔化してくれる)、もみ消しサポートがありますが、ピュアストライクは実直!
当たったところなりのボールしか飛ばせません。
打っていて、なんかちゃんと当たっていない。。。と感じていて、少しひきつけを意識したらクリーンヒットしはじめ、スピードと回転の両立した質の高い球が飛ばせるようになりました。
誤魔化しが効くと「まぁいいや」になるけど、効かないと修正をするので、上達できそうな気がしますw
クリーンヒットできた時の打球感・打球音が気持ち良いです。
前モデルよりもしっとりした打球感に変わりましたね!
手にはボールが潰れた柔らかい感触が伝わってきて、そこから勢いよくスコーンというクリアな音で発射されていきます。
中弾道のフラットドライブ系のボールでこのラケットの良さを発揮できると思いました。
ボレー・サービス
ボックス系あるある「ボレーが難しい問題」について。
飛びのアシストがあるので、それほどハードルが高くありませんが、もし消しサポートが薄いので中心エリアに当たらないと厳しさがあります。
なので、真ん中に当てることだけ考えていけば難しくないです。
色気を出すと難易度が向上する感じ。
サービスについてはスピード感がある勢いのあるボールが飛ばせます。
スライス系のキレは良い感じでしたが、スピンの引っかかりはもう少し欲しいかなぁ。
もっとスイングスピードがあれば良いのでしょうが、中高年なので。。
先端に錘をつけるなどすればちょっと変わるかも。。
まとめ
以上、ピュアストライク 100 2024のインプレでした。
テクニックで翻弄するプレーよりは、しっかり振っていって攻撃するプレーにハマるラケットだと思います。
打つ前は「難しいかなぁ」と思っていましたが、16×19なら40中盤の中高年でも普通に扱える!ということがわかりました。
興味があったら是非試してみて下さい!