【本日情報解禁】
世界初、左右非対称のシャフト形状がフォアとバックで異なる性能を生み出すツイストパワーテクノロジー。競技者のためのX Tourシリーズを2024年2月にリリースいたします。100inchに加え、今のテニスにアジャストした新サイズ98inchをラインアップ。https://t.co/WuE3nz9pq8 pic.twitter.com/QRBecIMgkx— princetennis1970 (@princetennisjp) November 1, 2023
約5年ぶりにリニューアルされた、プリンスのねじれ系ラケット「X(エックス)」シリーズ。
ねじれ効果で、フォアとバックでシャフトのリアクションが変化し、
- フォアでは飛びを抑制しコントロール性
- バックでは飛びをアシストしてパワー感
を出してくれるというコンセプトをもったラケットです。
今回試打をしたのは、2024年モデルで新たにラインナップに加わった「98Tour」
どんな印象だったかレポートをしていきたいと思います。
X98 tourのデザイン
今作は青と緑が混じったような綺麗な色味のラケットです。
正式には「フローズンエメラルドメタリック」らしい。
派手でもなく地味でもなく、オーラのあるラケットでいいですね!
X98 tourの特徴
ねじれにしか目が向かないですが、他にもあります!
その中で注目なのがこちら。
ラケット断面が画像のようになっていて、両サイドに新素材のコアを注入し、上級者好みの身の詰まった打球感・雑振動の低減を実現してくれます。
これが「トリプル・チューブ・テクノロジー」です。
他にもプリンスラケット全般に搭載されている
- ATS
- パラレルホール
も搭載されています。
詳細はこちらの記事で整理していますので、ご確認ください。
X98 tourのスペック
X98ツアー 2024 スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
305g | 100平方inc | 27inc | 25-24-23mm | 16×19 | 315mm |
ツアーという名称が付くラケットですが、かなりフレーム厚があります。
パワー感に期待!!
ファーストインプレッション
ボックスボックスした打球感で、弱いインパクトだと硬い印象がありました。
厚みがあるせいか、打感の割に飛びは良い感じ。
バックハンドのアシストについて、ウォーミングアップでは顕著な違いを感じることはありませんでした。(鈍いのかな。。!?)
ストローク
強いインパクトでこのラケットの良さがわかります。
フォアハンドでは、カッチリしてるけどしっかりとボールの乗りが感じられて安心してスイングすることができました。
でもこの「乗り」は厚く当てないとダメで、ちょっと面がズレて薄くなってしまうと推進力が一気に減衰してしまいます。
バックハンドでは弾道が思ったよりも上がる!という印象でした。
これであれば片手バックでも凌げる範囲が広がります。
以前、ビースト98を使っていたのですが、守備面が厳しくて(特にバックの)変えました。
攻撃性はほぼ互角の良さがあり、バックの守備性が上がるので、これならもう少し頑張れたかもしれません。
あと、パラレルホールが効いているのか、98の割にはスイートエリアが広いように感じます。
ボレー・サーブ
ボレーについて、飛びは抑えめですが、スイートエリアの広さがあるおかげか、難しさは感じませんでした。
あ、これいい!と思ったのがスマッシュとサーブのオーバーヘッド系。
このラケット、先端部が25mmと一番厚くなっています。(CTSというテクノロジー)
なので、ラケットヘッドが返りやすくさらにパワーもあるので、かなり威力のあるショットが打てます。
オーバーヘッド系ショットが得意な人にはかなりおすすめです!
サーブの回転性に関しても、ヘッドの返りやすさからスイングスピードが上がるので、結構かかりが良いです。
まとめ
以上、X98 Tour 2024のインプレでした。
ツアー系なラケットで、厚く当てる前提なラケットですが、バックの守備性が高いので間口は広めです。
サーブとフォアが得意な人が使ったら怖い1本ですね。
興味があったら試してみて下さい。