約4か月前、「謎の黒ラケ」というキャッチで注目を集めた新ラケット。
徐々にラケットの詳細が明らかになり、とうとう打つことができました!
新シリーズ『BOOM』本日発売開始です!!#headyougotthis pic.twitter.com/CPZGRxYY1K
— HEAD Japan TENNIS Official (@JapanHead) January 20, 2022
この新シリーズにはHEADラケットの最新テクノロジーが集約かつ斬新なコンセプトのもと製品化された「革新的ラケット」となっています。
早速ガッツリ打ち込んだので、革新ラケットの感想をご紹介していきたいと思います!
BOOMシリーズの特徴・コンセプト
本ラケットのコンセプトは、
- コントロール性・スピン性
- 打ち負けないパワーやボールのスピード
を両立させるというもの。
これを実現するため、シャフト部はボックス形状、フェースはラウンド形状を採用しています。
それぞれの良いとこどりですね!
その他にも、
▶️ラケットヘッド部にパワーを持たせたティアドロップ型の形状。
▶️広いストリングホールの採用。
▶️オーセチックの搭載。
とヘッドならではの技術が搭載されています。
BOOM MPのデザイン
シャフト部が長くとられていて、ここはたしかにボックス風です。
シャフトの内側は若干凸がある形状です。
ライムグリーンは実機を見ると全然派手ではなく、ブラックとのコラボで落ち着いた綺麗な配色です。
BOOM MPのスペック
BOOM MP スペック | ||||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス | |
295g | 100平方inc | 27inc | 24mm | 16×19 | 315mm |
スペックとしてはビックリするような数値はなく、まあ普通ですね。
ファーストインプレッション
ショートラリーではボックス系の打感。
ですがボレーボレーは結構良く飛びます。
弾かせて飛ぶわけではなく、手には乗りもちゃんと感じられるので打ちやすいです。
ストローク
しなる感じの打球感、やっぱいいですねぇ。
このラケットの魅力は僕のようなたいしてスイングスピードが早くないおっさんでも
しならせることができ、ちゃんと飛ばせるところです。
なので、「ボックスの打感=飛ばない」ではないんです!
ボールもそれほど重さを感じず、厳しさも感じません。
ラケット先端部にパワーがある恩恵だと思います。
ストリングの動きが良く、回転も他のボックス系ラケットよりもコントロールしやすい印象でした。
ボックスの打感が好きだけど飛ばないから、飛ぶラケットにしているという私のような人に刺さるラケットだと思います。
僕は刺さってしまいましたw
ボレー
- ボックスの打球感がありながら楽
- 弾かないのでコントロールしやすい
良いとこどりで、こちらも好印象。
重量:295g / バランス:315mm
というスペックの通り、操作性も良いので時間がないとっさの処理もストレスなくさばけます。
ダブラーの方にも好まれそうです。
サービス
- 先で打つほどパワーがでる
- スピード乗る
- 回転もかかる
- 打球音がしまっていて、良き
という感じで、満点に近い感触でした。
フェース上部までしっかりストリングがあるので、先端部でインパクトをするとすごいパワーが生まれます。
このパワー感は「ビースト98」に近いものがあり、ぼくの感覚に合っていて、打ちたい球をイメージ通り表現できました。
- ビーストは「CTS」でフレーム先端部を厚くする構造
- BOOMは先端部をラウンド系にする構造+ティアドロップ形状
アプローチが違うけど、プレーヤーとしては似た「良さ」を感じました。
ライバルラケットは?
エクストリームMP 2020
ヘッドのラケットにはパワーの指標である「CPI」値が定義されています。
BOOM MPと同じCPI600なのが「エクストリームMP」です。
コンセプトの違うラケットですが、
✅ 弾く感覚が好きな人はエクストリーム
✅ しなりが好きな人はBOOM
という感じで好みで選べば良いと思います。
VCORE PRO100 2021
しなり感とボールの飛びのバランスが似ているように感じました。
BOOMの方がより飛ぶ(パワーがある)印象です。
ラケット評価チャート
まとめ
ラケットを選びでありがちな悩み、
「打感は好きだけど飛びがなぁ」
とか
「良く飛んでくれて扱いやすいけど打球感がイマイチ」
で迷子になっている人に是非試してほしい1本です。
「打球感」「飛び」のバランスが高次元で良くて、ぼくはかなり気に入ってしまいました。
興味があったら是非試してみて下さい!!
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追記
2022年春モデルの主力スペック「SX300」「EZONE100」「BOOM MP」を比較してみました。
どれにしようか迷っている方は目を通してみて下さい。
グラフィンはもうヘッドラケットの前提になっているみたいで、特に語られてませんがちゃんと入ってます。