2017年秋に発表されたニューモデルでまだ試打できていなかった、ウルトラCVを打つことができました。
「ダブルス専用黄金スペック」ということで登場した先代(初代)から、今Wilson一押しのカウンターヴェイルを搭載して2代目となりました。
初代は「黄金スペックの中ではコントロール性が高く、面ブレしない」という印象が強く残っています。
2018年ウィンブルドン前哨戦ゲリーウェバーオープン(ATP500)でフェデラーに勝利したチョリッチ選手が使用しているシリーズです。(チョリッチ選手はULTRA TOURで少しハードなスペックを使用している模様)
Wow. Coric comes back from 4-6 in the first set tiebreak to take the 1st set vs Federer, 7-6(6). pic.twitter.com/yzO75QYWPa
— José Morgado (@josemorgado) 2018年6月24日
前作からどう進化したのか・・・感想を記事にしたいと思います。
デザイン
最近のウィルソンデザインです。(Uncontaminatedデザインと呼ぶそうです。)
シンプルで個人的に好きなデザインです。
塗装はベルベットコーティングとなっていて、安定の触り心地。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-26-22.5mm | 16×19 | 320mm |
スペック上はフレーム厚に差がありますが、実際手に取ると「あれっ均一!?」と思えます。ボックス形状(フレーム厚に変化がない形状)と言われても納得できてしまいます。
ラウンド形状がイマイチ苦手という方でも受け入れられるのではないでしょうか。
ファーストインプレッション
ショートラリー・ボレーボレーでは前作と大きな差は感じられませんでした。
- 振動の少ない打球感
- コントロールのしやすい反発性
前作で印象に残った良いポイントは、しっかりと継承されています!
ストローク
ストロークでは一つ大きな変化がありました。
それはハードヒットした時の『ボールのくっつき感』です。
前作よりもパワーのあるショットが打てる気がします。
このラケットで最も打ち易い!と思ったのが、ライジングショットです。
面ブレせずに、反発力が抑えられているので、吹っ飛び過ぎを心配せずにスイングをすることができます。
更に芯で捉えられればパワフルなショットが打てますので、シングルスでもダブルスでもライジングで相手を崩し、最後はボレーでポイントを取るスタイルの方にはハマりそうなラケットだと思います。
ボレー
前作と変わらない打ちやすさ。
身の詰まったような打球感で、カチッとコントロールをすることができます。
ボレーでは前作との違いをあまり感じませんでしたが、いい感触なので変わらなくてもいいかな・・・
サービス
サービスに関してはストロークで感じた「くっつき感」を感じることができ、前作よりパワーが出ると思います。
振動のないクリアな打球感が気持ちよく、打球音が「スカーン」と鳴り、それだけで満足できてしまいます。(だから勝てない)
この種類のサーブが打ちにくいとか、特に打ち易いというのは特にありませんでした。普段似たスペックのラケットを使っているので、あまり違いがないということだと思います。
試打動画
まとめ
バボラのピュアストライクが「ライジングラケット」と銘打って登場しましたが、私の技術レベルでは、このウルトラ100CVの方が扱いやすかったです。
抑えられたラケットアシストでコントロールがし易いのも継承された特徴です。
第一線のツアースペックラケットは厳しいけど、一般的な黄金スペックは飛びすぎる・・・とお悩みの方の救世主となってくれるラケットです。
興味があったら試してみてください。
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【参考】類似スペックの比較記事
Wilsonから発売されている100平方incラケットをピンポイントで比較してみました。
私が実際に打って感じた「特徴」や「違い」をまとめています。
【新作】ウルトラ100 2020 V3のインプレはこちら
進化したウルトラの詳細インプレはこちらです。