先日練習してもらった強い相手が使っていて、これを使えばああなれるのか!?(なれるわけない)と興味が湧き会社帰りに試打ラケットをお借りし、打ってきました。
プリンスはテキストリームと呼ばれる「純度が高く、薄い、強い、軽いカーボン」を使用したラケットを展開しています。
先日テキストリームを使用したグラファイトを試打しましたが、カチッとしたクリアな打感だったことを覚えています。
では、このハリアーはどのように感じたかレポートします。
プリンス ハリアー 100 XR-J インプレ
デザイン
外側はつや消しブラックで内側はレッドという配色。派手さはありませんが、強そうなオーラがでています。
そして特徴なのがストリングホールの大きな穴。O3シリーズです。
このO3の打感は賛否両論分かれます。実はこの前のハリアーも試打はしていて、確かにどこで打っているかわからないぼやけた感触でした。
スペック
スペック | |||||
重量 | フェイス面積 | 長さ | フレーム厚 | ストリングパターン | バランス |
300g | 100平方inc | 27inc | 23-24-22mm | 16×19 | 325mm |
黄金スペックです!
私が使用しているSRIXON REVO V3.0よりバランスが若干トップに寄っているせいか少し重く感じました。
ファーストインプレッション
よく飛ぶ印象です。REVO V3.0よりは間違いなく飛びます。
そして穴のせいかスイング中『ヒュッ』という音がします。
ボレーの弾きが良く楽に返せるという点が最も印象に残りました。
ストローク
やっぱり飛びすぎてしまう…
ピュアドライブよりも飛ぶのではないでしょうか。ストリングはライトニングで48Pだったのでその影響もあると思いますが。
ボールを潰してコートにねじ込むようなショットを打つ方には武器になる飛びだと思います。
逆に相手のボールの威力を利用しフラット系カウンターショットでコースをついた攻めを展開する方は、もしかしたら難しいかもしれません。
打感は以前のハリアーより間違いなくクリアになっています!
が、試打当日のラケットコンディションだともうちょい喰いつく感触が欲しいところです。
(ストリングを好みのものに好みのテンションで張ればだいぶ変わるでしょう)
インプレ動画
ボレー
非常に楽に処理できます。ミドルボレーはもちろん、ハーフボレーでもラケットのパワーを生かし、容易に深いところへコントロールできました。
少し強めのインパクトでスライス回転をかければ、キレがある滑るボレーも打て、ボレーは非常に打ちやすいラケットと評価できます!
サービス・スマッシュ
悪くはないのですが、もうちょい喰いついてから飛んでいってくれると良いなーという印象。
特に回転系のサービスは球離れが早すぎて、オーバーするシーンが多かったですね。
重複しますが、ここらへんの微調整はストリングで可能だと思います。
ストローク同様、ラケットのパワーを生かしボールを潰して回転をコントロールできれば、質の高いサービスが打てると思います。(質の高い=推進力と回転のバランスがとれた伸びのある球)
まとめ
黄金スペックの中でも飛ぶ部類に位置するラケットであると思います。
弾きも良く、振られた場面でもラケットが助けてくれるでしょう。
私としてはもうちょい喰いつきのある感触が好みでしたが、ボレーは非常に好感触!
幅広い層で、オールラウンドに使える一本だと思います。