私のストローク(特にフォアハンド)は、「アウトミス」が多く、コート内に収めるために少し擦るような成分を入れて安定感を出そうとしています。
この「擦る」成分が曲者で、
- 回転が掛かりすぎて失速して、浅いボールになる
- ボールの推進力が奪われ、精度が下がる
という感じであまり良いことが無い成分です。
そんな中、先日たまたま見たテニス教材で、
- ストロークのインパクト時、**すぎるとアウトをしてしまう
- アウトをしないために擦るようなスイングになる
- 結果弱弱しいストロークに
→そんな悩みはこれで解決!
のような内容を熱く語ったものを拝見しました。
結構自分に思い当たる節があり、
「やばい、ストロークパワーアップしちゃうかも♪」
と期待が持てるものだったので、要点をまとめてみたいと思います。
アウトしちゃうインパクトとは?
教材で解説してくださった方曰く、
- 現代のラケットは昔に比べ性能が向上した。
- 向上した分飛びが良くなっている。
- その影響でスイートスポットど真ん中で捉えるとコートに収まりきらず、こねる様な回転をかけて入れにいこうとする傾向がある
- こうなると不安定になりやすい
と、まるで自分に言われている様な気持ちになりました。
「スイートスポット」とはご存知の通り、最も打球感が良いポイントで、ここで捉えることが最重要!という教えの元育ってきた私からすると、まさに「目から鱗」
じゃあどこで打てば良いの・・・?というと・・
飛びすぎを抑えるインパクト方法
右利きフォアハンドの例を上げるとこんな感じです。
「ラケットの中心よりも下側でちょっと先端寄り」
この位置で打つことで擦るような回転をかける動作をせずともコントロール性を向上させることができるのだそうです。
確かに上位選手のストロークを見ていると、まっすぐ自然に振り抜いているように見えるのにエグい回転がかかっていて安定感もあります。
またインパクトの「音」も強烈にボールを潰しているようなもので、自分とは違う種類の「音」がしています。
これまではスイングスピードの違いかと思っていましたが、この位置でインパクトをしているのだとしたら少し納得。
この位置ならストリングの反発が少し弱まるので、よりボールを潰せそうな気がします。
もう一つの情報として、今回見た教材とは別の、元全日本チャンピオンが解説しているYouTube動画でも、「下のガットで捉えるスピン」を扱っていました。
擦るスピンは、「上のガット」からボールに当てて転がすイメージです。
『相手のボールに威力がない場合はコントロールできても、威力が出てくると、ボールに負けて面が「上」を向きやすくなり、それがふかしの要因になっている』
という説明でした。
理論的に腹落ちする内容です。
自分のインパクトはどんな感じ?
アウトの多いフォアハンドはこんな感じで、かなり中心寄りです。
これを下の図のような感じで、
最も濃い部分を少し上にずらし、全体的にもう少しトップ部で捉えられると良いのかもしれません。
センサーがあるとこんなことも分かって良いですね。
【追記】実際にやってみた!
ウキウキしながら挑戦してみましたが・・・
インパクトがとっ散らかってしまい、なかなか悲惨な結果に・・
反発力は確かに落ちて、飛びすぎることはないんですが、打球感が美味しくないというか、質の高いボールが打てている感じがしませんでした。
もっとスイングスピードの早い人だとまた違うのかもしれませんが、正直私にはイマイチ!
理論的には面白かったんですが、残念ながら私には合わない結果となりました。
まとめ
動画を見たときは「これだ!」と感じて実践してみましたが、感覚的にマッチしなかったので、一旦保留にしておくことにします。
この方法が自分にあまり合わないという収穫があったので、また何かヒントを見つけたら懲りずに試してみたいと思います。