2018年復帰した錦織選手がこのクレーシーズン復活を印象付ける活躍をしています。
戦績 | ||
大会名 | 結果 | 対戦相手 |
モンテカルロ | 準優勝 | ▲ナダル(3-6,2-6) |
バルセロナ | 2回戦 | ▲ガルシアロペス(3-6,RET) |
マドリード | 1回戦 | ▲ジョコビッチ(5-7,4-6) |
ローマ | ベスト8 | ▲ジョコビッチ(6-2,1-6,3-6) |
マドリードのジョコビッチ戦はお互いの意地がぶつかりあう、本当にいい試合でした。
この活躍を裏付けるかのようなコメントがこちら。
挑戦者として這い上がろうとするポジティブな気持ちが強さに繋がるんでしょうね。#全仏 楽しみです。
錦織圭「ここから這い上がらなくては」 – スポーツナビ https://t.co/5pwoagtegE
— ryomei (@MtRyomei) 2018年5月23日
この這い上がろうとする「挑戦者魂」、私達アマチュアでもかなり重要で試合の勝敗を分ける要素にもなるので「挑戦者魂」をどう試合に活かすのかという点について語ってみたいと思います。
試合中に望ましいメンタル状態
- 実行すべき作戦が定まっていて迷いがない
- 作戦が能動的で自分から動けている
- ひとつのミスで悲観的にならず終始楽観的である
このような精神状態である時試合で良いパフォーマンスを発揮することができます。
集中力を促進する「迷いのない」プレー
やるべきことが明確になっているとプレー中に「考える」という時間がなくなり、ボールに集中することができます。
ボールに集中できれば、ミスショットを減らすことができ良いパフォーマンスを発揮することが可能になります。
プランを何も持っていないと、打ち方やカッコよくポイントを取ろうという邪念に意識が向き、集中力が散漫になって良いパフォマンスも期待できない状態になる傾向があります。
モチベーションを上げる能動的プレー
例えば作戦が「相手がミスするまでつなげる」だと主体が相手になってしまい、こちらは受動的なプレーになってしまいます。
相手より1球でも多く返すという精神はすごく大事ですが、ただのミス待ちとは違います。
能動的にポイントを取りに行く精神で、相手の弱点を早期に見つけられたり、試合へ入り込むことができ、良いパフォーマンスにつなげることができます。
勉強や仕事でも、oo時までやるよりも、ooまでやっておしまい!にした方が早く終わらせようと集中できますよね。
それと同じ感じです(多分)
ミスをしても楽観的でいられる余裕
ミスで悲観的になり追い詰められながらテニスをしても、楽しくないですし、パフォーマンスも悪くなってしまいます。
ミスをしても「次は大丈夫、入るだろう」と楽観的に切り替える余裕が持つことが大事です。
この余裕が持てると、先ほど挙げた「能動的プレー」にもつなげられます。
望ましいメンタル状態にする最短方法
尊敬する先輩や仲間、コーチ、ライバルとガチで試合することを想像してみて下さい。
きっと、「いい試合をしよう」、「あわよくば勝ってやろう」とわくわくした精神状態でテニスができますよね。
こういう時は、
- がむしゃらにできる事を行い、
- 無欲で、
- ミスをしても前向き
という状態で、勝っても負けても清清しく「テニス楽し〜」と感じられると思います。
このように、「挑戦者魂」を持つことで良いパフォーマンスを発揮できる精神状態へ持っていくことが可能になります。
挑戦者魂を導き出すコツ
私達アマチュアで行われる実際の試合では、多くの対戦相手が初対面でどんなプレーをするか全くわからないということがほとんどです。
その状況で常に挑戦者魂をもつことはなかなか難しいものがあります。
また、ウォーミングアップや試合序盤で「勝てそう」と感じて緊張感が緩んでしまうこともあると思います。
そうすると、
- スカしたプレーになり、
- かっこいいショットでポイントを取りたくなり、
- ミスをしてへこむ
というサイテーのループに陥ってしまうこともありがちです。
もし、このような状況に陥った時いきなり「自分は挑戦者」だと切り替えることは不可能なので(私は)、「できることの整理」を行うことをおすすめします。
確率の低いドロップショットやハードヒットでミスを量産してしまっていたなら、確率の高い入るショットを軸にどうポイントを取るか整理するイメージです。
整理がついたら、あとはそれをがむしゃらに実行するのみ。
がむしゃらになれれば、いつの間にか挑戦者魂を持ったときのような精神状態へ持って行くことができると思います。
できることをがむしゃらにやる!
参考になるトッププロ
やはりナダルですね。
いつも本当に実直で、1回戦から全力のがむしゃらプレー。
ラケットを投げたり、試合を諦めたりするようなプレーを見たことがありません。
私達も常にこれ位がむしゃらになれれば、もっと強くなれるでしょうね。
見習いたいと思います。
まとめ
自分の試合経験を通じて感じている、良いメンタル状態についてまとめてみました。
「できることをがむしゃらに」実行できている時が最強の精神状態ではないかと思います。
メンタルが弱いとお悩みの方、1度泥臭くがむしゃらにプレーしてみて下さい。
そうすれば「メンタルが弱い」という邪念なんて消えてしまいますから。
メンタルのコントロール方法についてまとめました
試合中の緊張感やイライラは誰にでも起こる自然な感情です。
これらをうまくコントロールできないと、腕が縮こまり普段のスイングができないとか、力任せにボールを引っ叩いてしまったりと、いつも通りのテニスができない状況に陥ってしまいます。
緊張やイライラをコントロールして、試合でいつも通りプレーするための方法をこちらにまとめました。
興味があったら読んでみて下さい。